4月4日、イオン(8267)から、2025年2月期通期業績予想の下方修正が発表されたのである。営業収益10兆円⇒10兆1340億円(前期比6.1%増)と僅かに上方修正されたが、営業利益2,700億円⇒2,370億円(同5.5%減)、経常利益2,600億円⇒2,240億円(同5.7%減)、純利益460億円⇒285億円(同36.2%減)、1株当たり利益53.74円⇒33.3円(前期52.25円)と、利益面はいずれも下方修正となったのである。なお、配当予想には修正はなく、前期と同じ普通配当36円に、上場50周年記念配当4円を加えた40円が見込まれているのである。
修正理由について、イオンは「営業収益については、消費者の節約志向が高まる中、消費喚起策を重点的に取り組んだ結果、食品・日用品を中心とする必需品の売上が底堅く推移、プライベートブランド・トップバリュの拡販強化も奏功し、増収となりました。営業利益については、物価高や気候変動に伴う消費者の行動変容等により、小売事業において粗利率の改善が想定通りに進まず減益となりました。また、下期以降、トップバリュ・ベストプライスを軸とした価格訴求や粗利額の確保をグループ方針として明確に打ち出すとともに、経費計画を再検討し、人時管理の意識を徹底して高め、生産性向上を図ってまいりました。これらの取組みにより粗利額の改善や費用の最適化が進み、下期は営業利益及び経常利益が過去最高となる見通しです。親会社株主に帰属する当期純利益については、総合金融事業におけるカード不正利用被害による一過性の損失計上に加え、中国で展開する各事業やディベロッパー事業、ヘルス&ウエルネス事業において、エリア戦略や出店計画を抜本的に見直す中で、減損損失や閉店関連損失を計上し、減益の見通しとなりました。」と説明しているのである。
因みに、第3四半期決算短信について、1月12日に「利益面の進捗率が低いので下方修正の可能性もあり得る」と書いたが、残念なことに悲観的な予想が当たってしまったのである。