4月28日11時半、SBIリーシングサービス(5834)から、好調な2023年3月期決算短信が発表されたのである。売上高41,916百万円(前期比22.6%減)、営業利益6,728百万円(同26.7%増)、経常利益6,084百万円(同23.0%増)、純利益4,388百万円(同27.3%増)、1株当たり利益562.82円(前期443.29円)、配当170円(前期100円)、配当性向30.2%(前期22.6%)、DOE5.8%(前期4.0%)と、減収・増益・大増配なのである。2022年3月期の無配以降、2023年3月期10円、2024年3月期100円、そして2025年3月期170円と3期連続増配なのである。
好業績の要因は、主力事業であるオペレーティング・リースファンド(JOL、JOLCO)のうち、JOL商品販売に遅れが生じ、売上高は419億円(前期比22.6%減)となったものの、JOLCO商品販売が堅調(同80.9%増)であったことから、売上高に計上するファンド組成・管理に係る手数料及び、投資家への販売手数の増加によるものなのである。
(注)JOL:Japanese Operating Leaseの略、主にリース料及びリース満了時のリース物件売却によるキャピタルゲインの獲得を図る実物資産投資商品、JOLCO:Japanese Operating Lease with Call Optionの略、主に主に法人税の繰延効果及びリース満了時のリース物件売却によるキャピタルゲインの獲得を図る小口化商品
2026年3月期通期業績予想は、売上高62,600百万円(前期比49.3%増)、営業利益8,200百万円(同21.9%増)、経常利益7,000百万円(同15.1%増)、純利益4,800百万円(同9.4%増)、1株当たり利益609.24円と、増収・増益を予想しているのである。配当予想については、同日、配当方針の変更を発表しており、従来「配当政策については、継続的かつ成長に応じた利益還元を目指すものとし、経営成績や財政状態を勘案しながら年1回の期末配当を基本方針としております。」から、今後「連結配当性向30%以上を目処とした株主還元を目指していきます。なお、配当の回数につきましては、中間配当を含めて年2回といたします。」に変更となったのである。ということで、新しい配当方針の下、2026年3月期の配当予想は、「当社の安定・継続的な利益成長と財務上の安全性、今後の事業環境等を総合的に勘案し、中間配当50円・期末配当未定とさせていただきます。」としているのである。期末配当未定について、SBIリーシングサービスは、「当社の主たる事業である、オペレーティング・リースファンドは、基本的にドル建て商品であり、販売動向ならびに収益は、為替変動の影響を大きく受けます。当社としましては、為替変動リスクをカバーするべく、一定程度の施策を講じておりますが、具体的な年間配当金額については、年度の業績だけでなく今後の事業環境等も総合的に勘案し、連結配当性向30%以上を目処に決定いたします。」と説明しているのである。期末配当は未定とは言え、配当性向30%以上ということは、1株当たり利益60.924円×30%≒182円以上となるかもなのである。
因みに、SBIリーシングサービスの株価は、前場3,200円前後で推移していたが、決算短信が発表され後場は急騰し、一時前日比445円高(+14.35%)の3,545円、終値は3,500円なのである。