5月7日13時半、東京鐵鋼(5445)から好調な2025年3月期決算短信が発表されたのである。売上高825億円(前期比3.7%増)、営業利益146億円(同38.1%増)、経常利益150億円(同32.0%増)、純利益108億円(同37.6%増)、1株当たり利益1,238.77円(前期884.90円)、DOE5.8%(前期4.9%)と、増収・大増益なのである。大増益の要因は、鉄筋販売数量は前期比横ばいで推移したものの、出荷製品価格の上昇、値差(製品価格と原材料価格との差)が改善するとともに、鉄筋関連商品の売上増加等が挙げられているのである。この大増益を受け、期末配当は2024年10月30日に上方修正された配当予想235円から40円増配の275円(前期220円)、通期配当375円(前期270円)、配当性向30.3%(前期30.5%)と、大増配となったのである。大増配の理由について、東京鐵鋼は、「当社は、利益配分につきましては、財務体質の強化並びに今後の事業展開に備えるための内部留保の充実等を勘案しながら、業績に裏付けられた成果の配分を安定的に行うことを基本方針としております。2025年3月期の期末配当金につきましては、1株当たり235円を予定しておりましたが、通期の連結業績および利益水準、財務状況、株主還元状況等を総合的に勘案した結果、40円増配し1株当たり275円とすることといたしました。この結果、1株当たりの年間配当金は375円となります。」と説明しているのである。
2026年3月期通期業績予想は、売上高805億円(前期比2.5%減)、営業利益120億円(同18.2%減)、経常利益120億円(同20.3%減)、純利益84.5億円(同22.1%減)、1株当たり利益964.41円と、減収・減益を予想しており、配当予想は300円(配当性向31.1%)が見込まれているのである。厳しめの予想を出している理由について、東京鐵鋼は、「電炉小棒業界におきましては、鉄筋の需要が低迷する中で、建設や物流業界における所謂2024年問題に伴う諸コストの上昇をはじめとして、様々な要因からの主原料や電力エネルギー等の高水準での推移が想定され、経営環境は依然として楽観できないと認識しております。」と説明しているのである。
因みに、この日の東京鐵鋼の株価は、5,500円台で推移していたところ、13時半の決算短信の発表を受け上昇、一時前日比470円高(+8.61%)の5,930円をつけたのである。