5月8日、全国保証(7164)から、13期連続増配となる2025年3月期決算短信が発表されたのである。営業収益56,972百万円(前期比10.3%増)、営業利益41,974百万円(同7.3%増)、経常利益44,518百万円(同7.1%増)、純利32,089百万円(同11.4%増)、1株当たり利益473.08円(前期419.08円)と増収・増益なのである。好業績の要因は、保証債務残高の積み上げや保険関連収益の上振れによるものなのである。
この好業績を受け、配当は配当予想から3円増配の212円(前期170円)、配当性向44.8%(前期40.6%)、DOE6.2%(前期5.4%)なのである。増配理由について、全国保証は、「当社は、株主の皆様に対する利益還元を重要な課題の一つとして捉えており、強固な財務基盤の構築に必要な内部留保を確保しつつ、経営全般を総合的に勘案のうえ安定的・継続的に配当を行うことを基本方針としております。上記方針に基づき、2025年3月期の通期業績が前回公表した業績予想を上回っていることを踏まえ、1株当たり期末配当金を209円00銭から212円00銭に修正いたします。」と説明しているのである。全国保証は連続増配を継続しており、2013年3月期前期比17.5円増配の21.5円をスタートに、以後、30円、48円、55円、62円、80円、87円、95円、117円、133円、148円、170円、そして212円と13期連続増配となったのである。
2026年3月期通期業績予想は、営業収益592億円(前期比3.9%増)、営業利益416億円(同0.9%減)、経常利益451億円(同1.3%増)、純利益312億円(同2.8%減)、1株当たり利益231.11円と増収・微減益を予想しており、配当予想は前期比9円増配の115円(配当性向49.8%)、そして13期連続増配が見込まれているのである。微妙な通期業績予想の背景は、保証債務残高の積み上げにより営業収益が増加するものの、負ののれん発生益剥落により純利益は前年を下回る見込みなのである。なお、2025年4月1日付で普通株式1株につき2株の割合で株式分割を行っているため、1株当たり利益、配当は株式分割調整済みなのである。参考までに、年々配当性向が上昇し、2026年3月期は49.8%が見込まれているが、現行の中期経営計画の方針(最終年度(2026年3月期)までに配当性向を段階的に50%に引き上げる)どおりなのである。
因みに、翌9日、全国保証の株価は、今期の増配予想を評価したのか、一時前日比88円高(+2.83%)の3,196円と、4月23日につけた3,140円以来半月ぶりに上場来最高値更新したのである。
