5月9日14時、稲畑産業(8098)から、2025年3月期決算短信が発表されたのである。売上高8,378億円(前期比9.4%増)、営業利益258億円(同21.9%増)、経常利益261億円(同22.2%増)純利益198億円(同0.8%減)、1株当たり利益363.90円(前期362.17円)、配当125円(前期120円)、配当性向34.4%(前期33.1%)、DOE3.4%(前期3.5%)なのである。前期にあった負ののれん発生益の剥落により純利益は微減となったものの主力の情報電子事業の売上が増加し、円安効果もあり売上高、営業利益、経常利益はいずれも過去最高を更新し、また、配当は7期連続増配なのである。
2026年3月期通期業績予想は 売上高8,700億円(前期比3.8%増)、営業利益255億円(同1.3%減)、経常利益255億円(同2.4%減)、純利益195億円(同1.7%減)、1株当たり利益365.86円が予想され、配当予想128円(配当性向35.0%)が見込まれているのである。なお、トランプ関税について、稲畑産業は、「関税措置の対象国や対象品目、発動日など流動的な状況であり、また卸売業という特性上、顧客の対応によって影響が大きく変化する可能性もあるため、現時点では、合理的な影響度合いや影響額の見積もりが困難であり、2026年3月期の連結業績見通しには織り込んでおりません。」としており、下方修正の可能性もあるのである。
また、配当については、2019年3月期前期比8円増配の48円をスタートに、以後53円、63円、110円、115円、120円、そして2025年3月期125円で7期連続増配が確定、2026年3月期配当予想128円(配当性向35.0%)と余裕で8期連続増配が見込まれているのである。株主還元の方針については、「一株当たりの配当額については前年度実績を下限とし、減配は行わず、継続的に増加させていくことを基本とする。(累進配当)・総還元性向の目安としては概ね50%程度とする。」としており、今後も連続増配が続くことが見込まれているのである。