5月19日、帝国電機製作所から、「取締役会において、2025年6月26日開催予定の第121期定時株主総会に商号変更及び定款一部変更について付議することを決議いたしました」と発表されるのである。新商号は、株式会社TEIKOKU(英文:TEIKOKUCORPORATION)、変更予定日は2026年4月1日なのである。
商号変更理由について、帝国電機製作所は、「1939年創業の当社は、「帝国電機製作所」の名のとおり、当時は鉄道信号機を始めとした電気機器を製造しておりましたが、1960年に機械製品であるキャンドモータポンプの開発に成功して以来、当該製品が当社の主力製品となっております。一方、祖業の電気機器につきましては、電子部品事業として子会社の株式会社平福電機製作所が自動車向け等の電子部品を製造しておりましたが、事業ポートフォリオの見直しにより、2024年12月に事業を停止いたしました。今後は、主力のポンプ事業に専念し、更なる企業価値向上に努めていくべく、当社ポンプ事業のブランド名であり、業界内でグローバルに浸透している「TEIKOKU」を新商号といたします。」と説明しているのである。
ということで、6月26日の定時株主総会において承認されれば、2026年4月から「株式会社TEIKOKU」に変更されるのである。
5月12日に発表された2025年3月期決算短信によると、売上高30,546百万円(前期比4.5%増)、営業利益6,055百万円(同24.0%増)、経常利益6,296百万円(同15.7%増)、純利益3,811百万円(同22.0%増)、1株当たり利益219.27円(前期173.81円)と増収・増益なのである。好業績の要因は、日本及び米国においてケミカル機器キャンドモータポンプの販売およびアフターサービスが堅調、米国やインドにおいて原子力向けの大型案件があったこと等から売上高の増加や粗利率の改善したこと、連結子会社である株式会社平福電機製作所の事業停止に伴う関係会社整理損の減少等が挙げられるのである。
好業績を受け、期末配当は直近予想(2月10日)の55円から14増配の69円(前期46円)、年間配当110円(同92円)、配当性向50.2%(同52.9%)、DOE5.8%(同5.2%)となったのである。増配理由について、帝国電機製作所は、「当社は、株主様への還元方針として、2025年3月期から2027年3月期までの当中期経営計画期間について、設備投資計画や資本効率改善等を勘案し、3ヵ年累計の総還元性向100%(うち配当性向50%を目安)を目標としております。 2025 年3月期の配当金につきましては、上記方針と2025年3月期の業績を踏まえ、期末配当は2025 年2月10日公表の前回予想から14円増額し、1株当たり69円に修正いたします。」と説明しているのである。
2026年3月期通期業績予想は、売上高275.2億円(前期比9.9%減)、営業利益50億円(同17.4%減)、経常利益51.2億円(同18.7%減)、純利益37億円(同2.9%減)、1株当たり利益222.77円を予想しており、配当予想は110円(配当性向49.4%)を見込んでいます。減収・減益予想の要因は、電子部品事業停止の影響、中国経済の減速、円高の影響等が挙げられるのである