7月31日、イオン(8267)から、2026年2月期第1四半期決算短信が発表されたのである。営業収益2兆5,668億97百万円(前年同期比4.8%増)、営業利益562億82百万円(同17.8%増)、経常利益480億56百万円(同5.9%増)、純損失65億70百万円(前年同期より99億19百万円の減益)、1株当たり利益-7.63円(前年同期3.91円)と、増収・減益なのである。イオンフィナンシャルサービスが2月に子会社化したベトナムの金融会社で不適切会計が発覚(決算短信の発表が1か月遅れとなった原因)し、特別損失を計上したことで純損失を計上したものの、営業収益は5期連続で過去最高を更新、営業利益は2期ぶりに過去最高を更新し、本業は好調であることが示されたのである。
2026年2月期業績予想に修正はなく、営業収益10兆5000億円(前期比3.6%増)、営業利益2,700億円(同13.6%増)、経常利益2,500億円(同11.5%増)、純利益は400億円(同39.0%増)、1株当たり利益46.46円と増収・増益を予想しており、配当予想は前期と同じ40円(配当性向86.1%)が見込まれているのである。なお、イオンは、第1四半期の純損失は一過性要因ということで、通期では挽回予定と説明しているのである。また、「経営統合による連結子会社化・完全子会社化は今期予想に織り込まず、進捗状況を踏まえて情報開示予定」としていることから、進捗状況によっては、上方修正もあり得るのである。
翌8月1日、イオンの株価は、一時290円高(+6.00%)の5,123円と、7月25日につけた5,068円以来1週間ぶりに上場来最高値更新したのである。上場来最高値更新の理由は、イオングループの再編期待を背景に、第1四半期の純損失は一過性要因であり、本業は好調という評価によるものなのである。
イオンの株価は過去1年上昇が続いているのである。2024年8月5日の令和のブラックマンデーの3,176円を底に、円高もあり急反発し、8月23日3,729円と6ヶ月ぶりに上場来最高値更新し、26日3,777円、27日3,779円と3営業日連続上場来最高値更新したのである。9月6日3,987円と再び上場来最高値更新、9月17日4,078円、9月19日4,083円、20日4,097円と上場来最高値更新したのである。その後膠着状態が続いたが、2025年4月11日、一時前日比119円高(+2.97%)の4,129円と、7か月ぶりに上場来最高値更新し、その後21日4,154円、22日4,222円、23日4,293円と3日連続上場来最高値更新し、5月に入っても7日4,412円、9日4,438円、30日4,466円と上場来最高値更新し続けたのである。さらに、6月12日、「株式分割及びそれに伴う定款の一部変更、配当予想修正、株主優待拡充に関するお知らせ」が発表された翌13日、イオンの株価は、株式分割と株主優待の拡充を評価したのか、4,491円と上場来最高値更新し、16日4,566円、19日4,589円、20日4,599円と上場来最高値更新し続けたのである。7月に入っても、7月8日4,620円、7月18日4,708円、22日4,770円、24日4,892円、そして25日5,068とついに5,000円を突破したのである。
