8月8日15時、白銅(7637)から、2026年3月期第1四半期決算短信が発表されたのである。売上高17,059百万円(前年同期比8.3%増)、営業利益385百万円(同55.6%減)、経常利益475百万円(同52.3%減)、純利益290百万円(同57.8%減)、1株当たり利益25.61円(前年同期60.70円)と、増収・大減益なのである。商品単価の上昇、官需向けを中心に航空・宇宙業界向けの販売量の増加により増収となったが、大減益の要因は、粗利益率の高い標準在庫品の販売量が減少したこと、単位当たりの粗利益額の減少、工場の新設・増床に伴う支払地代家賃の増加など固定費の増加、為替差損などが挙げられるのである。
大減益を受け、同日、2026年3月期通期業績予想と配当予想の修正の下方修正が発表されたのである。売上高758億円⇒672億円(前期比1.2%増)、営業利益32.3億円⇒24.5億円(同17.9%減)、経常利益35億円⇒25.8億円(同19.7%減)、純利益23.5億円⇒16.9億円(同24.5%減)、1株当たり利益207.87円⇒149.01円(前期197.23円)と、いずれも下方修正されたのである。下方修正理由について、白銅は、「当第1四半期は当社業績に影響が大きい半導体製造装置業界向けの需要低迷により半導体製造装置業界向けの販売量が大幅に減少しました。生成AI向けについては引き続き堅調な動きがみられたものの、中国市場向けの需要に一服感が出てきたこと、ならびにスマートフォンやパソコン向けの需要低迷の継続、EV需要の鈍化など、生成AI関連以外の需要回復の遅れなどにより設備投資計画の見直しもされていることから、市場全体の本格的な回復には時間を要する見通しです。」と説明しているのである。
また、通期業績予想の下方修正に伴い、配当予想についても、中間配当48円⇒27円(前期49円)、年間配当94円⇒80円(前期89円)と下方修正されたのである。下方修正理由について、白銅は、「当社は、財務体質の強化と業績に裏付けられた成果の配分を実施することを基本方針とし、原則、通期の配当性向45%または年間配当1 株当たり80 円のいずれか高い方を配当することとしております。 以上の配当方針に基づき2026年3月期第2四半期(累計)および通期の業績予想の修正を踏まえ、中間配当金を前回予想の1株当たり48円から27円、年間配当金を前回予想の1株当たり94円から80円に修正いたします。」と説明しているのである。
因みに、この日の白銅の株価は、2,600円~2,620円程度で推移していたが、15時の発表を受け約300円下落、終値は2,356円なのである。