8月14日13時、ぴあ(4337)から、2025年3月期第1四半期決算短信が発表されたのである。売上高136億67百万円(前年同期比33.1%増)、営業利益23億51百万円(同53.1%増)、経常利益23億71百万円(同65.2%増)、純利益15億64百万円(同58.0%増)、1株利益102.16円(前年同期39.68円)と、増収・大増益なのである。大増益の要因は、約7%の給与アップを含めた人的資本投資、新規事業への開発投資などの減益要因があるものの、大型興行、大規模フェス、プロスポーツ、ミュージカル、レジャー等のチケット販売が好調(取扱高ベースの売上850億円超、四半期単位では過去最高)、大阪・関西万博のチケット販売や関連出版物の収益増、2024年10月からのチケットぴあサービス利用料の一部改訂などが貢献しているのである。また、利益剰余金は15億64百万円増加し(-874百万円⇒+689百万円)、コロナ禍で生じた累損を一掃し、ぴあは、「復配への見通しを高める」と説明しているのであるが、一抹の不安が残るのは好業績の内訳がないためで、仮に万博特需が大きく貢献しているならば好業績が一過性ということにもなりかねないのである。
2026年3月期通期業績予想に修正はなく、売上高470億円(前期比3.6%増)、営業利益34億円(同29.0%増)、経常利益32億円(同34.6%増)、純利益23億円(同44.5%増)、1株当たり利益150.20円を予想しており、配当予想は10円、配当性向6.7%を見込んでいるのである。
ぴあの株価は、この日前日の終値と同じ3,165円前後で推移していたが、13時に第1四半期決算短信が発表されると、株価は一時前日比275円高(+8.69%)の3,440円と急騰したものの、終値は3,305円(140円高)とだれてしまったのである。