8月25日、大和工業(5444)の株価は、前日比141円高(+1.49%)の9,605円と、7月31日につけた9,547円以来25日ぶりに上場来最高値更新したのである。7月31日13時に発表された低調な決算短信、通期業績予想の下方修正を受け株価は1,000円以上下落したものの、その後、配当予想は維持されたこと、また、株式市場の上昇相場と相俟って、僅か25日で株価は回復、上場来最高値更新し、あさらに26日円9,695円、27日9,714円、28日9,804円と4日連続上場来最高値更新したのである。
大和工業の株価は、コロナ禍の2020年3月を底に多少の凸凹はあるもののじわりじわりと上昇を続け、2023年6月14日、株価は急上昇、一時前日比187円高(+3.20%)の6,028円と、2008年5月20日につけた5,940円以来、実に15年ぶりに上場来最高値更新したのである。その後も、バリュー株(高配当株)ブーム、PBR改善ブームに乗って上場来最高値更新を続けていたところ、2023年7月21日、東京製鐵(5423)の通期業績予想の上方修正をきっかけに、連想ゲームのごとく鉄鋼業全般に株価上昇が広がったのである。さらに、2023年9月4日7,279円と上場来最高値更新し、その後も6日、7日、15日、19日、20日と上場来最高値更新を続け、21日には7,909円と上場来最高値更新したのである。
2024年に入り、1月12日、大和工業(5444)の株価は7,921円と、約4ヶ月ぶりに上場来最高値更新し、その後も新NISAの効果か上場来最高値を更新し続け、3月27日には8,967円をつけたのである。その後は、反動落、令和のブラックマンデー、中東事業からの撤退などで株価は低調であったが、2025年4月のトランプ関税ショックを底に回復、6月4日、初めて9,000円を突破、一時前日比259円高(+2.91%)の9,165円と1年3か月ぶりに上場来最高値更新したのである。そして、7月22日9,259円と1か月半ぶりに上場来最高値更新し、23日9,398円、24日9,512円と3日連続上場来最高値更新し、7月31日、2026年3月期第1四半期決算短信発表直前には9,512円と再び上場来最高値更新したのである。
因みに、8月の上場来最高値更新企業は大和工業で18社目、過去に記憶のないくらい多数なのである。上昇相場に乗っているのが背景にあるが、減益下での上昇相場には危うさが伴うのである。
