2回目の転換期は、リーマンショックなのである。リーマンショックは、2008年9月15日にアメリカの大手投資銀行リーマン・ブラザーズが経営破綻したことをきっかけに起きた世界的な金融危機で、世界中の株式市場で暴落が起き、企業の倒産や失業者の増加など、実体経済にも深刻な打撃を与えたのである。日本の株式市場も暴落し、日経平均株価の一番底は2008年10月6,994.4円、二番底は2009年3月7,021.28円と、リーマンショック前の水準から半分以下に暴落したのである。
さすがに、ご主人も意気消沈、リーマンショック後しばらくは、ポートフォリオの記録を取る気力もなくなり、そのため実際にご主人のポートフォリオにはリーマンショック後どの程度下落したかの正確な記録ないが、前後の記録から4割以上の下落と推測しているのである。そんな中でも、ご主人は、損切をすることもなく、さわかみファンドの基準価額が取得単価を下回ったところで毎月の積立額を5万円から月7万円に増額したのである。また、2007年に始めた知ったETFについて、高配当やインデクスタイプの米ドルETFを研究し、円高となった2008年~2012年にかけて、インデクスタイプのETF(EEM、EFA、SPY)、高配当のETF(HYG、JNK、PFF)などに約10万ドルを投資したのである。2016年、ご主人は円高に転換するのではと予想しすべて売却し、2013年からの金融緩和に伴う円安による売却益と配当を得たものの、今振り返れば保有を継続して、その後のアメリカの好景気と円安の恩恵を受けるのが最善だったと言えるかもしれないのである。
ETFに続いて、Jリートについても研究し、2012年、投資口価格が下がっていたJリート(分配金利回りは上昇)への投資を開始したのである。2012年~2013年の分配金利回りは6%を超えるJリートがゴロゴロしており、2013年の金融緩和に乗って投資口価格は上昇し、投資額は一時5,200万円まで増やし、2019年には時価総額7,500万円に達したのである。その後、Jリートの一部を売却したこと、金利上昇を見越した売りが出て投資口価格が下落したたものの、ポーロフォリオの組入れ比率20%を占めているのである。
リーマンショックの暴落時に、損切をして株式投資から退出した人が続出したと言われているが、ご主人は、暴落時こそ買い時の方針で、リーマンショック後に、さわかみファンドの積立額増額、米ドルETFとJリートへの投資と、多くの種を蒔いたおかげで、2013年からの金融緩和に便乗し、ポートフォリオの時価総額が一気に増加、2015年4月にはついに1億円を突破したのである。
因みに、2015年5月の大型連休時に、お母様から「預金はいくらあるのか」と聞かれたので、ご主人は「1億円」と回答したしたところ、お母様から「どのように増やしたのか」と質問があり、ご主人は「株式投資」と答えたところ、お母様から「そんなに儲かる株式をなぜ教えてくれなかったのか」と詰問されたが、ご主人は「株式投資に関心があるとは知らなかった」と答えたそうなのである。お母様は翌2016年他界されたこともあり、ご主人はこの時の問答の印象が強く残っているそうなのである。
なお、学生時代から、55歳で退職、以降配当で悠々自適な生活を送ることを考えていたが、早めにこの目標は諦め新たな目標として60歳(2020年)としたのである。結果的に、2015年の配当は280万円程度と、退職するにはまだまだ不十分だったのである。