10月28日、トーメンデバイス(2737)の株価は、一時前日比170円高(+2.10%)の8,280円と、2024年7月5日につけた8,160円以来1年3か月ぶりに上場来最高値更新したのである。トーメンデバイスの株価は、4月7日のトランプ関税ショック時につけた4,515円を底値に、着実に上昇を続け、半年余りで80%を超える上昇を見せているのである。IR情報も無い中、上昇要因を強いてあげるなら、株式市場の上昇の波に便乗、AI・半導体ブームの余波、半導体を納入しているトヨタの自動車販売が順調、自動車用半導体の不足する予測、等々なのである。いずれにしても、10月30日に発表される2026年3月期第2四半期決算短信が見ものなのである。
2021年、半導体不足を背景に、トーメンデバイスの業績は上振れ、株価は大きく上昇、12月29日には7,940円まで上昇したのである。その後は反動落、さらには2023年6月、取引先である FCNT 株式会社による民事再生手続き開始申立てを受け、2024年3月期通期業績予想の下方修正と減配を発表し、株価は大きく下落したのであるものの、大和管財株式会社(旧商号:FCNT 株式会社)の再生計画認可決定により、債権回収不能額が確定し貸倒引当金繰入額の一部戻入れが生じるなど、通期業績予想と配当予想の上方修正により、徐々に株価は上昇し、さらに、2024年4月25日、2024年3月期決算短信が発表されると、2025年3月期の通期業績予想と配当予想を好感し株価は反発したのである。
その後IR情報も無いなか、2024年9月の株主優待狙いに動き出したのか、AI時代が到来しサーバーだけでなくスマホなどの端末にもAI機能が装備され、メモリーの搭載量増大が予想されるなか、半導体商社としてサムスン電子から潤沢に供給されているメモリーで、価格と数量の恩恵を享受するという連想ゲームなのか、徐々に株価は上昇、6月18日、トーメンデバイスの株価は一時前日比290円高(+3.78%)の7,970円と、2021年12月29日につけた7,940円以来2年半ぶりに上場来最高値更新し、翌19日も8,000円と2日連続上場来最高値更新したのである。そして、韓国サムスン電子から、第2四半期の営業利益が、半導体メモリー市況の改善を背景に、市場予想を上回る、前年同期の15倍以上となる10兆4000億ウォン(75億4000万ドル)の見通しが発表されたのを受け、7月5日、サムスン電子製の半導体・電子部品を国内外に販売するトーメンデバイスの株価は、一時前日比500円高(+6.53%)の8,160円と上場来最高値更新したのである。
