ソウルの楽しみの一つが、明洞に2店舗ある明洞餃子(ミョンドンギョジャ)なのである。メニューは全4種類(コングクスは4月~10月限定)と少ないが、前払い、早い、安い、美味いが特徴なのである。また、明洞餃子は、2017年から9年連続ミシュランのビルグルマンを獲得しており、安い、美味いが評価されているのである。

ご主人が、いつも注文しているのが看板メニューの一つカルグクス、鶏ベースのスープと麺(きしめんを1/3程度細く薄くした形状)を一緒に煮込むのでトロトロしたスープで、寒い日には体が温まる最高のご馳走なのである。そもそもボリューム満点のカルグクスにはワンタンが添えられ、替え玉無料、ご飯無料と大食漢向きなのである。以前は奥様もカルグクスを食べていたが、今では少食、ご主人からカルグクスを少し分けてもらい、あとはマンドゥを楽しむのである。
毎年のように同じ店を利用していると、定点観測のようであり、変化も楽しめるのである。カルグクスの値段は11,000ウォン、昨年と同じであるが、マンドゥは去年から1,000ウォン値上げの1,300ウォンとなっているのである。ご主人が初めてソウル旅行をした1998年、カルグクスとマンドゥともに5,000ウォンだったので、随分と値上げされたものである。また、2023年には、配膳ロボット(すかいらーくグループが導入しているのとほぼ同じ)が導入されたが、やはり店内の混雑ぶりと通路の狭さの影響か、今は廃止されたのである。
そして、ご主人は、看板メニューのカルグクスとマンドゥも好きだが、ここのキムチを特に気に入っているのである。韓国ではどのお店も付け合わせでキムチを提供しているが、多くのお店のキムチは所謂古漬け風(少々酸味があり、水分が白菜から溶出している)なのだが、明洞餃子は浅漬けで、酸味がなく、少々しびれるような辛さなのである。普通の日本人は辛いと感じるかもしれないが、ご主人はソウルで一番気に入っているキムチなので、いつもおかわりをしているのである。これまでは、従業員がキムチを入れた小さなバケツ状の容器を持ち歩き、キムチのおかわりに対応していたが、今年から従業員の手間を省くためか、写真の左側に見えるプラスチックの容器のなかにキムチが保管されており、お客が好きなだけ取り出して食べられる仕組みに変更されたのである。韓国語が分からない観光客にとっても便利な仕組みなのである。
