4月30日14時40分、愛知電機(6623)から、好調な2026年3月期決算短信が公表されたのである。売上高1,293億円(前期比7.6%増)、営業利益11,153百万円(同28.7%増)、経常利益11,925百万円(同27.9%増)、純利益8,527百万円(同27.6%増)、1株当たり利益907.48円(前期710.97円)と増収・大増益なのである。好業績の背景は、回転機事業の微減収・微減益があるものの、電力機器事業(一般産業向け中型変圧器などが堅調)とプリント基板事業(パッケージ基板用コアの受注が好調、新工場の稼働が本格化)の好調が挙げられるのである。
また、このような好業績を受け、2026年3月期期末配当が直近予想の130円から40円増配の170円(前期140円)、年間配当280円(前期220円)、配当性向30.9%(前期30.9%)、DOE3.2%(同27.%)と大幅な増配なのである。増配の理由について、愛知電機は「当社は、安定配当の継続を利益配分に関する基本方針とし、業績の変化や将来の事業展開等を総合的に勘案した配当の実施をしております。また、「中期経営計画2028」で連結配当性向30%以上を目指すこととしております。 上記方針のもと、2026年3月期の期末配当につきましては、本日公表した業績及び財務状況等を踏まえ、前回予想から1株当たり40円増配し、170円の期末配当を実施することといたします。」と説明しているのである。
2026年3月期通期業績予想は、売上高1,380億円(前期比6.7%増)、営業利益101億円(9.4%減)、経常利益104億円(12.8%減)、純利益70億円(同17.9%減)、1株当たり利益744.84円と、中東情勢の影響の拡大や長期化を懸念したのか、厳しめの予想をしており、配当予想は280円(配当性向37.6%)を見込んでいるのである。なお、愛知電機は、2026年3月期、2025年3月期も、保守的な通期業績予想を出し、期中に繰り返し上方修正を繰り返していることから、いつもどおりの保守的な予想なのかもしれないのである。
因みに、30日の愛知電機の株価は、好調な決算短信を期待したのか前日比600円程度高い8,400円前後で推移していたが、14時40分の開示後、2027年3月期通期業績予想の減益予想に失望したのか、一時前日比880円安(-11.2%)の7,000円と急落、終値は前日比380円安(-4.82%)の7,500円なのである。