GHOST/トロのマネー日記

私はGhostである、名前は花山トロ。ご主人は花山とうしろう、サラリーマン生活の傍ら株式投資に励み、退職後は配当と株主優待で夫婦2人悠々自適に暮らしている。トロは前飼主に捨てられ彷徨っているところをご主人に拾われ、以来優しいご主人に甘えていたが、2021年1月14日、Ghostになったのである。これからは、人生は3つの「きんりょく」、即ち筋力(筋肉)、菌力(腸内細菌)、金力(金融資産)が最重要というポリシーのご主人を見守り、株式投資、株主優待、旅行、ゴルフ、健康などの面白い話、役に立つ話を発信するのである

リコーリースから2026年3月期決算短信

 5月8日14時、リコーリース(8566)から、2026年3月期決算短信が公表されたのである。売上高3,385億円(前期比8.5%増)、営業利益206億円(同5.1%減)、経常利益210億円(同4.5%減)、純利益128億円(同18.1%減)、1株当たり利益415.96円(前期507.99円)、配当185円(同180円)、配当性向44.5%(同35.4%)、DOE2.4%(同2.4%)と、増収・減益・増配なのである。売上高・売上総利益は過去最高を更新したものの、事業基盤(人財・IT等)強化に向けた投資等により営業利益は減益、さらに特別損失19億円(連結子会社である株式会社Welfareすずらんの収益化の遅れ等)が影響して純利益は前期比28億円減であるが、配当予想どおり185円は維持されたのである。

 2027年3月期通期業績予想は、売上高3,700億円(前期比9.3%増)、営業利益176億円(同14.7%減)、経常利益174億円(同17.3%減)、純利益119億円(同7.2%減)、1株当たり利益386.06円と増収・減益が予想され、配当予想256円(配当性向66.3%)が見込まれているのである。売上高・売上総利益は増加を見込むものの、販管費の増加(人財・IT・ブランディング投資の増加)により営業利益以下の各利益は減益予想となっているのである。

 減益予想ながら大幅増配予想となったのは、株主還元方針が変更されたためなのである。同日公表された「株主還元方針の変更に関するお知らせ」によると、従来の株主還元方針「配当の累進性と業界トップクラスの還元水準を意識し、持続的な成長と適正 な資本構成及び財務体質の強化を図り、株主還元の拡充を目指す。配当性向は26/3期に40%以上、30/3期に50%を目安とする。」から、「成長投資と分配を通じて持続的な事業成長を実現し、適正な資本構成に基づく安定的な株主還元を目指す。累進配当を基本方針としたうえで、創業50周年を契機として2026年度より6年間(26-28・29-31)に渡り追加的な株主還元を実施し、財務レバレッジの適正水準化を図る。」へと変更となったのである。「財務レバレッジの適正水準化を図る」とは、「自己資本比率15%程度の維持」を意味し、これまでの実績(2025年3月期17.0%、2026年3月期16.5%)を維持するか、少々15%に近づける方針なのである。つまり、人財・IT・ブランディング投資の増加により営業利益以下は減益となるものの、純利益のうち内部留保は負債純資産合計の増加分の15%程度であり、2027年3月期の配当予想のように、今後6期にわたり高配当・高配当性向となる見込みなのである。

 また、リコーリースは連続増配株で有名で、2001年3月期に17.5円と前期比5円増配をスタートに、以後20円、21円、22円、24円、28円、31円、35円、36円、38円、39円、41円、43円、45円、50円、55円、60円、70円、80円、90円、100円、120円、145円、150円、180円、そして2026年3月期185円と26期連続増配、2027年3月期は減益予想ながら、株主還元方針が変更され、配当予想は256円と増配予想なので27期連続増配の見込み(リコーリースは、2000年3月期の株式分割による実質増配を含む31期連続増配の見込みとしている)なのである。

 因みに、この日のリコーリースの株価は6,100円前後で推移していたが、14時決算短信発表直後5,850円と急落し、終値は前日比280円安(-4.49%)の5,960円なのである。やはり、2027年3月期の増配予想よりも減益予想が影響したのかもしれないのである。