5月11日、オリックス(8591)から、好調な2026年3月期決算短信が公表されたのである。営業収益3兆3380億円(前期比15.9%増)、営業利益4,562億円(同37.5%増)、純利益4,472億円(同27.2%増)、1株当たり利益400.27円(前期307.74円)、配当156.10円(同120.10円)、配当性向39.0%(同39.0%)、DOE4.1%(同3.4%)と増収・大増益・大増配なのである。好業績の要因は、ORIX USA事業が389億円減益(前期比98%減)となったものの、事業投資・コンセッション事業が、持分法投資損益、商品および不動産売上高、並びにサービス収入の増加により1,256億円増益(同127%増)、環境エネルギー事業が、子会社・持分法投資売却損益や有価証券売却・評価損益および受取配当金の増加により1,206億円増益、このほか保険事業が284億円増益(同38%増)、法人営業・メンテナンスリース事業が同104億円増益(同12%増)、ORIX Europe事業186億円(同42%増)、アジア・豪州事業が167億円増益(同49%増)などの大増益が大きく貢献しているのである。
2027年3月期通期業績予想は、純利益5,300億円(前期比18.5%増)のみを公表しており、配当予想187.36円(配当性向39%)を見込んでいるのである。2027年3月期の配当方針について、「通期配当金は配当性向39%もしくは1株当たり通期配当金156.10円のいずれか高い方とします。」としているが、配当予想187.36円は、2027年3月期通期業績予想の純利益5,300億円である場合の1株当たり配当金の予想を記載しているのである。したがって、配当予想から逆算すると、1株当たり利益=187.36円÷39%=480.41円。なお、1株当たり配当金の額は、自己株式を除いた株式発行数により算出しているため、自社株買いによる自己株式の増加により変動する可能性があるのである。
因みに、翌12日、オリックスの株価は、2027年3月期の増益・増配予想を評価したのか、一時前日比535円高(+9.70%)の6,049円と、2月12日につけた5,648円以来3か月ぶりに上場来最高値更新し、13日6,060円と2日連続上場来最高値更新したのである。
