5月14日13時、ぴあ(4337)から、6期ぶり復配の2026年3月期決算短信が公表されたのである。売上高553億30百万円(前期比22.0%増)、営業利益43億11百万円(同63.6%増)、経常利益43億45百万円(同82.7%増)、純利益33億17百万円(同108.4%増)、1株利益216.37円(前期104.03円)と、増収・大増益なのである。この好業績について、ぴあは「大阪・関西万博や東京2025世界陸上の開催に伴うグローバル・イベント受託事業等の拡大、当社主催・企画・運営イベントの増加に加え、来日アーティストや人気グループの大規模公演、音楽フェス、プロスポーツ、ミュージカル、レジャー等のチケット販売が好調に推移した結果、取扱高ベースでの売上は3,000億円を超える過去最高の水準となりました。また一昨年、16年ぶりに一部改定したチケットぴあサービス利用料によるコスト構造の改善もあり、約7%の給与アップを含めた積極的な人的資本投資、新規事業の開発投資、システム改修・セキュリティ強化等の各種投資コストを吸収し、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益のすべてにおいて過去最高益を更新するとともに、当初想定を大きく上回って中期経営計画目標を達成しました。」と説明しているのである。
このような大増益を受け、配当は35円(前期無配)、配当性向16.2%、DOE6.0%と、2020年3月期(5円)以来6期ぶりに復配なのである。復配について、ぴあは「この間、利益配分につきましては、将来の事業拡大と財務体質強化のため、必要な内部留保を確保しつつ株主の期待に沿えるよう、安定した配当を継続していくことを基本方針とし、2017年度より「配当政策」「自己株式の取得」「株主優待」の3軸の総還元性向(還元前の当期純利益に対する割合)は40%、連結での配当性向(当期純利益に対する割合)は同様に30%程度、を目安としてまいりました。2025年度は前述の通り、ようやくコロナ禍影響から完全に脱却したことに加え、当初想定を大幅に上回る中期計画の達成により多額の累損を一掃し、6期ぶりの復配を実現できたことを最大限に踏まえ、1株当たり35円の期末配当とさせていただきます。」と説明しているのである。
2027年3月期通期業績予想は、売上高480億円(前期比13.2%減)、営業利益25億円(同42.0%減)、経常利益23億円(同54.8%減)、純利益15億円(同54.8%減)、1株当たり利益97.70円を予想しており、配当予想30円(配当性向30.7%)を見込んでいるのである。前期比大幅な減収・減益予想について、ぴあは、「、当中期経営計画に続く次期中期経営計画(2029年度~2031年度)を見据えた投資コストの大幅増に加え、大阪・関西万博や東京2025世界陸上のようなグローバル・イベントの開催集中による一時的な収益増分の剥落影響は否めず、減収減益の予想となります。」と説明しているのである。