ご主人は、投資方針として長期保有を基本方針としているが、途中で、業績の悪化、株主優待の廃止・改悪、TOB、そして資金繰りのためなどで、売却したことは多々あるのである。ということで、通期業績予想・配当予想の修正、株主優待制度の新設・廃止・変更、TOB、株式分割、株価変動など、大きな変化があった銘柄について、今後どうしていくのか個別に考えを整理するのである。
第19弾は、2025年10月1日に株式3分割をした王将フードサービスなのである。王将フードサービスは、2022年5月と11月、2023年10月、2024年6月、2025年2月と、僅か3年弱の期間に5回値上げをしており、1回目から4回目の値上げは、売れ筋14品目のレシピを改良、来店頻度が高いロイヤルカスタマーの存在、2023年5月にコロナ禍の規制が解除されたこと、他の外食に比べ総合的なコスパの良さから値上げは成功したものの、5回目の値上げから少々雲行きが怪しくなったのである。
5回目の値上げ以降、既存店の来店客数は前年同月比マイナスが目立ち始め、値上げによる客単価の上昇で直営店全店の売上高はかろうじて前年同月比プラスが続いていたものの、2026年1月から既存店の売上高は前年同月比マイナスとなり、直営全店でも3月についにマイナスとなり、前年同月比過去最高売上げが49か月連続で途切れてしまったのである。株価を見ると、2025年8月~9月をピーク(8月13日3,975円上場来最高値)に、9月末の権利落ち、10月1日の株式3分割以降下落トレンドとなったのである。株価下落トレンドの要因は、来店客数の前年同月比マイナス、さらには、株式3分割後の株主優待が挙げられるのである。株主優待は3分割後の100株に変更がないが(3月・9月末、株主優待券2,000円)、分割前100株(分割後300株)は株主優待券が3,000円でありと投資効率が悪いこうとから、200株を売却する既存株主が増えたものと推測されるのである。
また、株価ピーク時にはPERおよそ30倍と割高であったが、これは将来の成長を期待してのものだったが、やはり来店客数の減少、2027年3月期通期業績予想では純利益は前期比5%減と、成長に陰りが見えたことから、株価の是正されるのは必然の流れなのである。28日の株価終値2,686円で見ると、PER19.88倍、PBR2.17倍、配当利回り2.08%、総合利回り3.57%と、少々割高感があるのである。ということで、ご主人は、遅ればせながら、王将フードサービスを売却し、より投資効率のよい銘柄に資金を振り向けることにしたのである。