GHOST/トロのマネー日記

私はGhostである、名前は花山トロ。ご主人は花山とうしろう、サラリーマン生活の傍ら株式投資に励み、退職後は配当と株主優待で夫婦2人悠々自適に暮らしている。トロは前飼主に捨てられ彷徨っているところをご主人に拾われ、以来優しいご主人に甘えていたが、2021年1月14日、Ghostになったのである。これからは、人生は3つの「きんりょく」、即ち筋力(筋肉)、菌力(腸内細菌)、金力(金融資産)が最重要というポリシーのご主人を見守り、株式投資、株主優待、旅行、ゴルフ、健康などの面白い話、役に立つ話を発信するのである

東京鐵鋼またまた急騰なのである

 3月7日、東京鐵鋼の株価は5,800円と、2月27日につけた昨年来高値5,770円を更新したばかりであるが、翌8日、一時前日比330円高(+5.87%)の5,950円と、2日連続昨年来高値更新し、終値は5,940円なのである。新しいIR情報がないなかこの急騰の背景は、3月7日23時6分からのテレビ東京の「カンブリア宮殿」で、東京鐵鋼の主力商品である鉄筋の新しい接合技術が紹介されたからなのである。

 この日のカンブリア宮殿は、ネジロウ 社長 道脇 裕(みちわき ひろし)氏を取り上げていたのである。同氏について、番組は「これまで打開策が見つからなかった課題を、独自の発明で続々と解決することで"天才発明家"と呼ばれるネジロウの社長、道脇裕氏。橋や建築物、飛行機など・・・あらゆる場所で使われる「ネジ」が抱える「どうしても、緩んでしまう」という難題を、いとも簡単に解決し、世界を驚かせた人物だ。」と紹介しているのである。

 番組は、同氏が、三菱商事双日合弁会社である世界最大級の規模を誇る鉄鋼総合商社「メタルワン」とタッグを組んで立ち上げた、「ネジモ」という新たな会社で、約10万社とも言われるメタルワンの取引先が抱える「課題」を技術コンサルトという立場で解決していくという展開なのである。メタルワンの取引先の一つが東京鐵鋼であり、その課題が建設現場で鉄筋と鉄筋を接合するのに従来熱で鉄筋を溶かし接合していた約5分を短縮するため、道脇裕氏が新しい鉄筋と継ぎ手を開発したのである。新しい鉄筋には表と裏に突起があり、継ぎ手の内側には互い違いの溝があり、鉄筋を継ぎ手にねじ込むと僅か約30秒で接合が完了し、しかも従来よりも強度が高まるという画期的なものなのである。東京鐵鋼は、今後全ての鉄筋の接合をこの新しい鉄筋と継ぎ手にすると結んでいるのである。