1月14日、リンガーハット、濱かつ、とんかつ大学などを運営するリンガーハット(証券コード8200)から2021年2月期第3四半期決算が公表されたのである。売上高255億円(前年同期比27.7%減)、純損失73億円とコロナ禍で大苦戦しているのである。やはり1回目の緊急事態制限時に休業、時短により大きく業績が落ち込み、解除後も来客数が7割、8割程度で推移しているのが直接的な要因のようであり、テイクアウト、デリバリーでは十分補えていないのである。
通期の予想も売上高334億円(前期比29.4%減)と横ばいで推移し、純損失87億円、配当(予想)は未定と大苦戦の予想なのである。そしてコスト削減のため、代表取締役月額報酬の30%、役付取締役月額報酬の20%、常勤監査役及び子会社代表取締役月額報酬の10%をそれぞれ減額することも併せて発表されたのである。また、これに先立ち、1月12日には、「・・・2017年3月1日に締結したプロ体操選手・内村航平選手との所属契約につきまして、コロナ禍における想定をはるかに上回る業績悪化により、苦渋の決断ながら、2020年12月31日をもって継続を断念したことをお知らせいたします。」というお知らせも公表されたのである。
さらに、緊急事態宣言を受けて、1月12日には、2021年1月末有効期限の株主優待券の期限延長(4月30日)も公表されたのであるが、ご主人は既に使い切ってしまったのである。