ぴあ(証券コード4337)から「株主優待品のご案内」が届いたのである。ぴあの株主優待は、「株主優待品のご案内」のとおり保有株数、保有期間に応じて、図書カードまたはギフトカードが貰えるのであるが、株主はそのいずれかを選択するかまたは両者の組合せを選択し通知するのである。今回は、6月末にチケットぴあ店舗の閉鎖に伴い、従来株主優待品の一つであったチケットぴあギフトカードの取扱いが終了したため、図書カードまたはシネマギフトカードの2択となったのが大きな変化なのであるが、ご主人はいつもどおり図書カードを選択したのである。因みに、ぴあではチケットぴあギフトカードに代わる新たな優待品について検討中ということで、来年は再び3択に戻るのかもしれない。
チケットぴあギフトカードの取扱廃止の理由について、ぴあはチケット販売のほとんどがネット販売に移行したことをあげているが、ご主人はこれだけでなくコロナ禍でチケットの取扱いが激減し経費節減のため一気に閉店したと思っているのである。
参考までに、4月9日、ぴあのHPに掲載された『「ぴあステーション」「チケットぴあスポット」運営終了のお知らせ』の告知内容を以下に紹介するのである。
「当社では、チケット販売方法の多様化に伴い、来る6月末日をもってチケットぴあ店舗(「ぴあステーション」「チケットぴあスポット」)の運営をすべて終了することを決定いたしました。チケットぴあ店舗は、1984年の「チケットぴあ」スタートと同時にオープンし、以来、多くの加盟店の皆様に支えていただき、多い時には全国に600店以上のネットワークを展開しました。人気チケットの発売時には、前日の夜から店舗前に長い行列ができるなど、多くのエンタテインメントファンの皆様にご利用いただき、長きにわたり当社チケットサービスを象徴する存在でした。しかしながら、チケット販売の中心は、当初の店舗・電話から、次第にインターネットへと変化していきました。現在はECサイト「チケットぴあ」をはじめとするインターネットでの販売がその大半を占め、チケットぴあ店舗での販売シェアもごく僅かとなりましたため、その役目を十分に果たしたものと判断しました。」