少々古い話であるが、5月1日、PayPayから残念なお知らせが届いたのである。8月1日(予定)より、ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払いによるPayPay残高へのチャージは、毎月初回のチャージは手数料無料だが、2回目以降のチャージでは2.5%(税込)の手数料が発生することとなったのである。チャージ金額に加え、2.5%の手数料が含まれた金額が通信料支払い時にまとめて請求されるのである。また、8月1日から、PayPay以外発行のクレジットカードによるチャージもできなくなることも発表されたのである。ということで、ご主人は、これまで残高が無くなる都度5千円チャージしていたが、8月以降は、PayPayの平均利用額(1万円/月)をソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払いで月1回チャージすることになりそうなのである。
そして、このお知らせをきっかけにPayPayのお知らせをチェックすると、さらに残念なお知らせに気がついたのである。特に影響が大きいのが、自動車税種別割、固定資産税、住民税等の税金の支払い方法が限定されたのである。前年度までは、ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払いによるPayPay残高(PayPayマネーライト)へのチャージにより税金の支払が可能(請求書払い)であったが、今年度からは、PayPay残高(銀行口座、セブン銀行ATM、ローソン銀行ATM、ヤフオク!・PayPayフリマの売上金からチャージしたPayPayマネーのみ)による請求書払い、またはPayPayあと払い(PayPayカード、PayPayゴールドカードまたはバーチャルPayPayカードの支払)に限定されたのである。
要するに、PayPayがQRコード決済のシェアをあの手この手で高めてきており、そしてついに高い市場シェアを活かし収益力を上げるため、PayPayカードへの誘導、手数料徴収にシフトしていくことになるのである。