6月10日、住友精化(4008)から、2024年3月期の株主優待、期末配当(100円)、定時株主総会招集通知、三井住友信託銀行主催スマート行使プレゼント企画の案内が届いたのである。
住友精化の株主優待は、3月・9月末、100株以上を半年以上保有する株主は、QUOカード1,000円分が貰えるのである。因みに、金額の多寡は別にして、年2回QUOカードの株主優待を実施しているのは少数派で、ご主人のポートフォリオでは、QUOカード運営会社の親会社であるティーガイア(3738)と住友精化の2社のみなのである。
5月13日発表された2024年3月期決算短信によれば、売上高1,429億円(前期比0.0%減)、営業利益95億円(同8.8%減)、経常利益102億円(同6.2%減)、純利益61億円(同28.2%減)、1株当たり利益459.01円(前期636.83円)、配当200円(前期200円)、配当性向43.6%(前期31.4%)、純資産配当率2.9%(前期3.3%)と減収・減益なのである。純利益が大きく減少したのは、IRラテックス事業終了に伴う損失や、連結子会社であるスミトモセイカポリマーズコリアカンパニーリミテッドにおける機器の稼働不良に伴う異常操業損失などを、特別損失に計上したことによるものなのである。2025年3月期通期業績予想は、売上高1,470億円(前期比2.8%増)、営業利益100億円(同4.9%増)、経常利益100億円(同2.4%減)、純利益70億円(同13.5%増)、1株当たり利益526.32円と増収・増益が見込まれているが、配当予想200円(配当性向38.0%)と前期と同額を維持しているのである。なお、配当方針については、2022年11月7日、「配当性向30%以上を基準に、安定的な配当実施および今後の事業展開に備えるための内部留保などを勘案して決定することを基本としております。」と、具体的な配当性向を発表したのである。
住友精化の株主名簿管理人が三井住友信託銀行証券代行部ということで、「スマートフォン用議決権行使ウェッブサイト「スマート行使」での議決権の行使後に、アンケートにご協力頂いた株主様の中から、抽選で応募者100名様につき1名様の割合で、QUOカード500円分を進呈します。」というプレゼント企画の案内なのである。抽選結果は株主総会開催月(6月)の翌々月末頃、つまり8月末頃に結果が判明するのである。アンケート内容は、株主の属性、株式の保有年数、住友精化に対する期待事項、充実してほしい開示事項、今後の投資検討などである。因みに、2024年はこれで合計30回のスマート行使なのである。30回のスマート行使で1回でも当たる確率=1-(30回すべてハズレの確率)=1-0.99³⁰=1-0.7397=0.2603、つまり26.06%の確率なのである。