GHOST/トロのマネー日記

私はGhostである、名前は花山トロ。ご主人は花山とうしろう、サラリーマン生活の傍ら株式投資に励み、退職後は配当と株主優待で夫婦2人悠々自適に暮らしている。トロは前飼主に捨てられ彷徨っているところをご主人に拾われ、以来優しいご主人に甘えていたが、2021年1月14日、Ghostになったのである。これからは、人生は3つの「きんりょく」、即ち筋力(筋肉)、菌力(腸内細菌)、金力(金融資産)が最重要というポリシーのご主人を見守り、株式投資、株主優待、旅行、ゴルフ、健康などの面白い話、役に立つ話を発信するのである

アルペンから2023年6月期株主総会招集通知、配当、スマート行使プレゼント企画の案内が届いたのである

 9月13日、ゴルフ5、スポーツデポアルペンアウトドアーズなどを展開しているアルペン(3028)から、2023年6月期株主総会招集通知、株主優待、期末配当(25円)、そしてスマート行使プレゼント企画の案内が届いたのである。アルペン株主優待は、6月末、12月末、次のとおり保有株数に応じた株主優待券(額面500円、有効期限1年)なのである。

  100株以上:2,000円、500株以上:5,000円、1,000株以上:7,500円

株主優待

 株主優待券は、裏面の注意書きのとおり同社が運営するゴルフ5、スポーツデポアルペンアルペンアウトドアーズ、アルペンマウンテンズ、フィットネスクラブ、ゴルフ場、スキー場等で利用できるである。

株主優待券(裏面)

 アルペンの株主名簿管理人が三井住友信託銀行証券代行部ということで、「スマートフォン用議決権行使ウェッブサイト「スマート行使」での議決権の行使後に、アンケートにご協力頂いた株主様の中から、抽選で応募者100名様につき1名様の割合で、QUOカード500円分を進呈します。」というプレゼント企画の案内なのである。昨年までは「スマート行使」は無かったので、今年が初めてということで、早速、スマート行使とアンケートに回答したのである。アンケート内容は、専ら株主の属性とアルペンに対する期待、投資方針などである。2023年はこれで累計37回スマート行使を行ったので、プレゼントが当たる確率=1-すべてハズレの確率=1-0.99³⁷=1-0.6894=0.3106、つまりプレゼントが当たる確率は31.06%まで高まったのであるが、既に36回はハズレが確定しているのである。

三井住友信託銀行主催スマート行使プレゼント企画

 最後に、アルペンから8月8日に発表された2023年6月期決算短信によれば、売上高2,445億円(前期比5.3%増)、営業利益50億円(同29.2%減)、経常利益69億円(同22.9%減)、純利益54億円(同3.0%増)、1株当たり利益141.47円(前期135.63円)、配当50円(前期50円)、配当性向35.3%(前期36.8%)と、増収ではあるが利益面は冴えないのである。商品別では、ゴルフ用品とキャンプ用品はコロナ禍で需要が拡大したものの需要が一巡し低調となったが、競技・一般スポーツ用品がコロナ禍からの正常化とともにスポーツ活動の再開が進み需要の増加がみられたのである。利益面については、過剰在庫・滞留在庫の消化を進めたことや、プライベートブランド商品の原価上昇、また光熱費を中心とした各種経費の値上がり、そして収益性が低下した店舗の減損損失計上などの影響によって、冴えない結果なのである。

 2024年6月期通期業績予想は、売上高2,650億円(前期比8.4%増)、営業利益67億円(同32.4%増)、経常利益79.6億円(同14.9%増)、純利益42.5億円(同22.3%減)、1株当たり利益110.29円、配当予想50円(配当性向45.3%)と、利益が伸びない見込みなのである。その要因は、業務の徹底的な効率化と生産性の向上を図るため、デジタル技術や設備の導入による業務システムの刷新や物流網の再編、新規出店などによって一時的な経費の増大が見込まれているためなのである。