11月8日、共立メンテナンス(9616)から、好調な2023年3月期第2四半期決算短信と株主優待制度の変更が発表されたのである、売上高111,352百万円(前年同期比12.9%増)、営業利益10,618百万円(同26.5%増)、経常利益11,215百万円(同36.6%増)、純利益7,726百万円(同64.2%増)、1株当たり利益99.00円(前年同期60.30円)、中間配当16円(前期8円)と、増収・大増益・大増配となったのである。好業績の要因は、寮事業の新規事業所の開業、ホテル事業では堅調な国内需要に加え、インバウンドの増加が挙げられるのである。
2025年3月期通期業績予想、売上高226,000百万円(前期比10.7%増)、営業利益18,500百万円(同10.7%増)、経常利益19,000百万円(同10.0%減)、純利益12,500百万円(同0.7%増)、1株当たり利益160.20円には変更なく、配当予想32円(配当性向20.0%)が見込まれているのである。なお、利益面の進捗率は、営業利益が57.4%、経常利益59.0%、純利益61.8%と高く、通期業績予想を上回る可能性は十分あるのである。
また、同日、「株主優待制度の変更に関するお知らせ」が発表され、2025年3月から、株主優待券の増額、利用期間の延長、優待券の電子化、以上の3点が変更されるのである。変更理由について、共立メンテナンスは、「この度、当社株式への投資魅力を更に高め株主の皆様に中長期的に保有していただくべく、株主優待制度を拡充するとともに、利便性向上、ペーパーレス化推進等の観点から株主優待券を電子化することといたしました。」と説明しているのである。
「株主様ご優待割引券」及び「長期保有株主様ご優待割引券」について、次の表のとおりほぼ倍増されるほか、1,000株未満の区分が2区分から3区分に変更されるのである。
「株主様ご優待割引券」と「リゾートホテル優待券」の利用期間は従来半年であったが、これが1年に延長されるのである。優待券の電子化について、「株主様ご優待割引券」、「長期保有株主様ご優待割引券」、「リゾートホテル優待券」の配布方法を紙から電子チケットに変更され、従来優待割引券は1,000円単位での利用のみだが、1円単位より利用可能となるのである。なお、スマートフォンを持たないなど、電子チケットの利用が困難な株主には、希望により、紙の優待券が発行されるのである。