GHOST/トロのマネー日記

私はGhostである、名前は花山トロ。ご主人は花山とうしろう、サラリーマン生活の傍ら株式投資に励み、退職後は配当と株主優待で夫婦2人悠々自適に暮らしている。トロは前飼主に捨てられ彷徨っているところをご主人に拾われ、以来優しいご主人に甘えていたが、2021年1月14日、Ghostになったのである。これからは、人生は3つの「きんりょく」、即ち筋力(筋肉)、菌力(腸内細菌)、金力(金融資産)が最重要というポリシーのご主人を見守り、株式投資、株主優待、旅行、ゴルフ、健康などの面白い話、役に立つ話を発信するのである

共立メンテナンスから通期業績予想及び配当予想の上方修正、並びに株式分割が発表されたのである

 2月9日、共立メンテナンス(9616)から、好調な2024年3月期第3四半期決算短信が発表されたのである。売上高151,096百万円(前年同期比17.0%増)、営業利益13,583百万円(同99.0%増)、経常利益13,320百万円(同102.6%増)、純利益7,930百万円(同91.4%増)、1株当たり利益203.30円(前年同期106.27円)と、増収・大増益なのである。

 このような好業績を受け、共立メンテナンスから、2024年3月期2回目となる通期業績予想と配当予想の上方修正が発表されたのである。売上高2,000億円⇒2,030億円(前期比15.6%増)、営業利益130億円⇒150億円(同104.7%増)、経常利益120億円⇒140億円(同96.8%増)、純利益70億円⇒85億円(同100.4%増)、1株当たり利益179.42円⇒217.86円(前期108.76円)と、いずれも上方修正されたのである。修正理由について、共立メンテナンスは、「2023年11月9日公表の予想数値に当第3四半期連結会計期間の大幅な業績改善を見込んでおりましたが、円安などを背景に訪日外国人客数がコロナ前の同期間(2019年10~12月)を超過し、想定をさらに上回ったことなどが要因となり、ホテル事業の客室単価を強く押し上げました。以上の結果、当第3四半期連結累計期間にて前回公表の利益予想を早期達成し、当第4四半期連結会計期間も好調な事業環境が継続するものと想定した上で、2024年3月期通期連結業績予想を上方修正することといたしました。」と説明しているのである。

 2024年3月期通期業績予想の上方修正に伴い期末の配当予想は20円⇒28円となり、通期の配当予想も36円⇒44円(前期22円)と上方修正されたのである。増配理由について、共立メンテナンスは、「配当金につきましては、目標配当性向20%を基準に「長期にわたり安定して着実に株主の皆様に報いる」を基本スタンスとして配当性向の向上に努めております。当期の配当予想につきましては、当第3四半期連結累計期間の業績ならびに今後の事業展開を勘案し、2023年11月9日に公表した前回予想の期末配当を28円に増額修正いたします。これにより、当期の年間配当金は、1株当たり44円(配当性向20.2%)となり、前期(2023年3月期)実績から22円増配となる予想です。」と説明しているのである。

 また、同日、共立メンテナンスから、2024年3月31日(当日は日曜日なので実質的には3月29日)を基準日として、1株につき2株の割合をもって株式分割を実施すること、この株式分割に伴い株主優待の配布基準の変更も併せて発表されたのである。

 共立メンテナンス株主優待は、3月・9月末、保有株数に応じて、グループ会社が運営するドーミーイン、リゾートホテル、外食店舗などで使える株主優待割引券、及びリゾートホテル優待券が貰えるのである。さらに、長期保有株主優待制度を導入しており、3月末、3年以上保有する株主には、保有株数に応じて追加の株主優待割引券が貰えるのである。今回の株式分割に伴う変更は次のとおりなのである。

株主優待割引券の変更

長期保有株主優待割引券の変更

 株主優待割引券の変更ポイントは、保有株数によるバランス(公平性)の点からの変更(アンダーライン箇所)、長期保有株主優待割引券の変更ポイントは、長期保有者をより優遇して配布枚数が従来よりも増えている点なのである。

 ということで、従来の株主優待制度でご主人と奥様が受けてっていた株主優待割引券は計33枚、長期保有株主優待割引券は計13枚であったところ、今回の改正では株主優待割引券は33枚と変わらないが、長期保有株主優待割引券は計25枚となり、12枚(12,000円相当)増加となるのである。