5月23日、Jグループホールディングス(3063)から、「創業25周年記念株主優待の実施に関するお知らせ」が発表されたのである。Jグループホールディングスは、2022年3月に創業25周年を迎え、今年2月末、8月末の通常の株主優待に併せて、次のとおり記念株主優待として食事券が保有株式数に応じ追加されることになったのである。記念株主優待の実施理由について、Jグループホールディングスは、「当社は2022年3月に創業25周年を迎えました。これもひとえに当社をご支援いただいている株主の皆様のおかげによるものと、心より感謝申し上げます。つきましては、記念株主優待として御食事券を保有株式数に応じ追加進呈いたします。」と説明しているのである。
Jグループホールディングスは、2021年2月期、2022年2月期と2期連続純損失を出すなど、コロナ禍に大苦戦しているのである。2023年2月期業績予想は、純利益8百万円とかろうじて黒字転換するものの、コロナ禍からの脱却が遅れているのである。他の多くの企業は創業○○年には通常の配当に上積みして特別配当が出ることが多いのであるが、このようにコロナ禍で特別配当を出すのは困難な状況から食事券の追加配賦となったものと推測されるのである。
因みに、翌24日、Jグループホールディングスの株価(終値)は、+11円(+2.02%)の556円と反応薄だったのである。