9月26日、すかいらーくホールディングス(3197)から、2022年12月期第2四半期の株主優待が届いたのである。すかいらーくホールディングスの株主優待制度は、「株主様ご優待カード」のご案内のとおり、12月末、6月末、保有株式数に応じて、ガスト、ジョナサン、バーミヤン、グラッチェガーデンズ、むさしの森珈琲などで使える株主優待カード(有効期限2023年9月)なのである。
すかいらーくホールディングスの株主優待は、2020年12月期から株主優待カードがほぼ半減したのと、奥様が頻繁にむさしの森珈琲を利用するようになったことから、奥様もすかいらーくホールディングスの株を500株保有しているので、株主優待カードは合計25,000円分なのである。
なお、2022年12月期第2四半期決算短信については、8月17日を見て欲しいのであるが、コロナ禍が長引いたことと、コロナ禍からの回復が鈍いため、2022年12月期の業績予想が下方修正されたのである。すかいらーくホールディングスの上半期の売上の分析によれば、①ファミリー層の戻りが弱い半面、男性シニア客は19年比で100%超えが目立つ、②ランチに比較してディナーの回復が遅い、③ガソリン価格高騰に伴い自動車での移動が多い地方が低調、④専門店ブランド(むさしの森珈琲、魚屋路、La Ohana)が引き続き好調、以上がポイントなのである。
つまり、インフレ下特色の無いファミレスは敬遠されるが、専門店ブランドのように特色(わざわざ足を運びたくなるような)のあるファミレスは影響が少ないということなのである。1億総中流社会と言われた20世紀には平均的なファミレスでも集客できたが、低成長が続き1億総貧困社会と言われるようになった現在では、収入の減少に対処するためにメリハリをつけた消費が主流になるのかもしれないのである。