4月25日、ソフトバンク(9434)から、株式分割と株主優待制度の導入が発表されたのである。株式分割は、9月30日を基準日に、1対10の割合で株式分割が行われるのである。4月25日の株価は1、849.5円なので、分割後は185円程度になるのである。株式分割の理由について、ソフトバンクは、「当社は今後、若年層を含む新たに投資を始める方に、初めて投資する株式として当社株式を選択していただき、かつその長期保有を促すことによって、投資家層のより一層の拡大を目指します。加えて、当社関連サービスの利用を通じて、当社グループの事業に対する理解もより一層深めていただきたいと考えています。」と説明しているのである。
また、株主優待制度は、9月30日の株式分割後の基準で、3月末に100株以上の株式を1年以上継続保有する株主に、2026年3月からPayPayポイント1,000ポイントが貰えるのである。継続保有の条件は、同一の株主番号で3月31日および9月30日最終の株主名簿に3回以上連続で記載または記録されている株主なのである。
ということで、ソフトバンクの株式分割と株主優待制度の導入は、限りなくNTT(9432)の株価169.4円(4月25日現在)と株主優待制度(100株以上2年以上:1,500dポイント、100株以上5年以上:3,000dポイント)、そして、KDDIの株主優待が2025年3月からPontaポイントに移行することを意識したものなのである。