4月26日、三機工業(1961)から 2024年3月期通期業績予想と配当予想の上方修正が発表されたのである。三機工業は、2024年3月期通期業績予想の上方修正を、2023年11月10日、2024年2月14日と、既に2回行っており、3回目となるのである。
売上高2,200億円⇒2,219.2億円(前期比16.3%増)、営業利益110億円⇒115.8億円(同114.1%増)、経常利益115億円⇒127.5億円(同104.1%増)、純利益75億円⇒89.5億円(同88.4%増)、1株当たり利益138.48円⇒165.55円と、いずれも上方修正されたのである。上方修正の理由について、三機工業は、「売上高につきましては、工期の短い小規模工事の受注が好調に推移したこと等により、連結・個別ともに前回予想を上回る見込みであります。各段階利益につきましては、増収及び工事採算の改善等により、連結・個別ともにすべての利益項目で前回予想を上回る見込みであります。」と説明しているのである。
また、2024年3月期通期業績予想の上方修正にともない、期末配当予想も35円⇒50円(普通配当35円、特別配当15円)と上方修正され、通期配当予想は70円⇒85円(前期70円)、配当性向54.5%となったのである。期末配当の上方修正について、三機工業は、「当社は、中期経営計画“Century2025”Phase3において、配当については配当性向50%以上、1株当たり年間配当金70円以上の安定的・継続的な配当を実施することを、自己株式取得についてはPhase3期間中に500万株程度を実施していくことを基本方針としております。2024年3月期の期末配当は、1株当たり35円(普通配当35円)を予定しておりましたが、当期の連結業績及び利益水準を勘案した結果、15円増配し1株当たり50円(普通配当35円、特別配当15円)とすることといたしました。」と説明しているのである。