GHOST/トロのマネー日記

私はGhostである、名前は花山トロ。ご主人は花山とうしろう、サラリーマン生活の傍ら株式投資に励み、退職後は配当と株主優待で夫婦2人悠々自適に暮らしている。トロは前飼主に捨てられ彷徨っているところをご主人に拾われ、以来優しいご主人に甘えていたが、2021年1月14日、Ghostになったのである。これからは、人生は3つの「きんりょく」、即ち筋力(筋肉)、菌力(腸内細菌)、金力(金融資産)が最重要というポリシーのご主人を見守り、株式投資、株主優待、旅行、ゴルフ、健康などの面白い話、役に立つ話を発信するのである

トーメンデバイスから2024年3月期決算短信が発表されたのである

 4月25日13時、トーメンデバイス(2737)から、2024年3月期決算短信が発表されたのである。売上高3,706億円(前期比11.2%減)、営業利益94億円(同22.5%減)、経常利益62億円(同5.9%減)、純利益20億円(同57.3%減)、1株当たり利益308.23円(前期721.37円)、配当200円(前期300円)、配当性向64.9%(前期41.6%)と減収・減益・減配と散々なのである。この要因について、トーメンデバイスは、「取引先であるFCNT株式会社が、2023年5月30日付で東京地方裁判所民事再生法に基づく民事再生手続き開始申立てを行い、2024年2月7日に再生計画認可決定が決議されたことから、特別損失(貸倒引当金繰入額および棚卸資産評価損)41億84百万円を計上したこと、一般サーバー・ストレージ、PC、スマートフォン向けメモリー製品の売上が減少したこと」を挙げているのである。

 2025年3月期通期業績予想について、売上高4,000億円(前期比7.9%増)、営業利益76億円(同19.8%減)、経常利益54億円(同13.0%減)、純利益42億円(同100.4%増)、1株当たり利益617.56円を予想しており、配当予想240円(配当性向38.9%)が見込まれているのである。増収であるものの、営業利益と経常利益の減益について、トーメンデバイスは、「当社が主力とするメモリー製品については、2023年後半よりサプライヤー主導の生産調整によって需給バランスが正常化され価格上昇局面となっております。一方、AIサーバー向け需要は活況であり、また、主な市場である一般サーバー・ストレージ、PC、スマートフォンなどの需要も2024年後半にむけ回復が期待されるものの、足元は依然として弱含みとなっており、本格回復には時間がかかる状況です。」と説明しているのである。

 因みに、トーメンデバイスの株価は、13時の発表直後500円あまり下落し、13時00分にはこの日の最安値6,100円をつけ、その後は一時6500円近くまで戻すなど、上げ下げの激しい動きとなり、終値は前日比50円高(+0.78%)の6,420円なのである。ということで、決算短信の評価が割れたが、営業利益と経常利益が減益予想となっているものの、日経平均株価が831.60円安(-2.16%)と大きく下落するなか、しかも東証プライム値下がり銘柄84%という悪い環境のなか、純利益は特損がなくなり倍増し、配当予想は40円増配の240円が評価されたのである。