3月14日、すかいらーくホールディングス(3197)から、2021年12月期の株主優待カードが届いたのである。すかいらーくホールディングスは、2020年12月期から株主優待カードがほぼ半減したのと、奥様が頻繁にむさしの森珈琲を利用するようになったことから、奥様もすかいらーくホールディングスの株を500株保有したということで、株主優待カードは合計25,000円分なのである。
すかいらーくホールディングスの株主優待制度は、12月末、6月末、保有株式数に応じて、ガスト、ジョナサン、バーミヤン、グラッチェガーデンズ、むさしの森珈琲などで使える株主優待カードなのである。詳細は、リーフレット(「株主様ご優待カード」のご案内)を見て欲しいのである。
2月14日に発表された2021年12月期決算短信によれば、売上収益2,645億70百万円(前年同期比8.3%減)、営業利益182億13百万円(前年同期営業損失230億31百万円)、税引前利益143億25百万円(前年同期税引前損失264億33百万円)、純利益は87億42百万円(前年同期純損失172億14百万円)、配当12円(前期無配)と一見良さそうに見えるが、時短協力金等427億円を営業収益に計上しているので、本業は実質的に赤字なのである。
2022年12月期通期業績予想は、売上収益3,360億円(前期比27.0%増)、営業利益100億円(同45.1%減)、税引前利益は75億円(同47.6%減)、純利益40億円(同54.2%減減)、1株当たり利益17.58円、配当予想6円を見込んでいるのである。売上収益は増加するものの、時短協力金等が無くなるので、営業利益以下は大きく減少する見通しなのである。そして、これからの厳しい事業環境を乗り越えていくために、すかいらーくホールディングスは、客数増による売上と収益の拡大を達成すべく、①徹底的なQSC(品質・サービス・クレンリネス)の向上、②商品のブラッシュアップ・プロモーションの進化、③ 全社・全業態でのDX推進、以上の3つを成長戦略としていくのである。