10月14日、AFC-HDアムスライフサイエンス(2927)から、コロナ禍に苦戦した2022年8月期決算短信が発表されたのである。売上高22,997百万円、営業利益1,011百万円(前期比55.0%減)、経常利益1,343百万円(同37.9%減)、純利益735百万円(同50.8%減)、1株当たり利益52.33円(前期107.12円)、配当30円(前期27.5円)なのである。なお、2022年8月期より、新収益認識基準を適用しているため売上高を単純比較できないが、従来の会計基準の場合の売上高は32,613百万円(前期比45.8%増)となるのである。
売上高は、連結子会社の増加、医薬品事業の売上高が好調なため増加したが、利益面は、連結子会社の業績が新型コロナウイルス感染症による影響を大きく受け、さいか屋(8254)の売上高4,700百万円、営業損失249百万円、(株)なすびの売上高920百万円、営業損失354百万円が大きく影響したのである。なお、(株)なすびは、営業外収益として営業時間の短縮要請協力金及び雇用調整助成金により、かろうじて経常利益38百万円を計上しているのである。
2023年8月期通期業績予想は、売上高24,741百万円(前期比7.6%増)、営業利益1,481百万円(同51.1%増)、経常利益1,435百万円(同6.9%増)、純利益800百万円(同8.8%)、1株当たり利益56.99円、配当予想25円が見込まれているのであるが、やはり新たに連結子会社になったさいか屋と(株)なすびが、コロナ禍からの回復が鍵なのである。