GHOST/トロのマネー日記

私はGhostである、名前は花山トロ。ご主人は花山とうしろう、サラリーマン生活の傍ら株式投資に励み、退職後は配当と株主優待で夫婦2人悠々自適に暮らしている。トロは前飼主に捨てられ彷徨っているところをご主人に拾われ、以来優しいご主人に甘えていたが、2021年1月14日、Ghostになったのである。これからは、人生は3つの「きんりょく」、即ち筋力(筋肉)、菌力(腸内細菌)、金力(金融資産)が最重要というポリシーのご主人を見守り、株式投資、株主優待、旅行、ゴルフ、健康などの面白い話、役に立つ話を発信するのである

クリエイト・レストランツ・ホールディングスとSFPホールディングスから2023年2月期決算短信が発表されたのである

 4月14日午前11時半、クリエイト・レストランツ・ホールディングス(3387)とその子会社SFPホールディングス(3198)から、2023年2月期決算短信が発表されたのである。クリエイト・レストランツ・ホールディングスの売上収益1,182億円(前期比51.0%増)、営業利益50億円(同33.4%減)、税引前利益45億円(同36.0%減)、純利益33億円(同41.8%減)、1株当たり利益16.11円(前期30.58円)、配当6円(前期4.5円)と、増収・減益となっているのである。新型コロナ対策の行動制限の解除により売上高は大きく伸びたものの、新型コロナ感染症対策協力金の減少、光熱費・人件費の上昇により、利益は大きく減少しているのである。

 2024年2月期通期業績予想は、売上収益1,410億円(前期比19.2%増)、営業利益65億円(同27.9%増)、税引前利益60億円(同31.4%増)、純利益42億円(同24.1%増)、1株当たり利益19.98円と増収・増益見込みであり、配当予想は6円なのである。2022年12月に買収したサンジェルマン社、北海道サンジェルマン社の売上収益が通期で貢献し、また、コロナ禍からのリベンジ消費、インバウンド回復などプラス要因がある一方、原材料価格の高止まり、人手不足による人件費上昇や電気・ガスといった光熱費の高騰等のマイナス要因が続き、なかなか楽観はできないのである。

 SFPホールディングスの売上高22,913百万円(前期比120.2%増)、営業損失754百万円(前期営業損失7,919百万円)、経常利益1,583百万円(前期比28.1%減)、純利益549百万円(同68.5%減)、1株当たり利益21.32円(前期67.70円)、配当20円(前期10円)と、コロナ禍の規制が徐々に解除され、大幅な増収となったものの利益面では依然苦戦しているのである。やはり、酒を提供する業態の比率が高い上に回復が思わしくなかったのである。2024年2月期通期業績予想は、深夜帯の営業再開拡大と訪日観光客の取込みにより、売上高27,000百万円(前期比17.8%増)、営業利益1,000百万円、経常利益1,200百万円(前期比24.2%減)、純利益900百万円(同637%増)、1株当たり利益34.90円、配当予想20円を見込んでいるのである。

 因みに、決算短信発表後の株価(後場)は、両者ともダラダラ下落、クリエイト・レストランツ・ホールディングスは前日比34円安(-3.32%)の991円、SFPホールディングスは前日比128円安(-6.31%)の1,900円と、少々厳しく評価されたようである。