GHOST/トロのマネー日記

私はGhostである、名前は花山トロ。ご主人は花山とうしろう、サラリーマン生活の傍ら株式投資に励み、退職後は配当と株主優待で夫婦2人悠々自適に暮らしている。トロは前飼主に捨てられ彷徨っているところをご主人に拾われ、以来優しいご主人に甘えていたが、2021年1月14日、Ghostになったのである。これからは、人生は3つの「きんりょく」、即ち筋力(筋肉)、菌力(腸内細菌)、金力(金融資産)が最重要というポリシーのご主人を見守り、株式投資、株主優待、旅行、ゴルフ、健康などの面白い話、役に立つ話を発信するのである

餃子の王将から値上げのお知らせなのである

 10月6日、餃子の王将を運営する王将フードサービス(9936)から、「一部商品の価格改定のお知らせ」が発表されるのである。値上げの内容は、次の価格改定表とおり、10月17日から、餃子、炒飯、餃子の王将ラーメンなどの主要7品目を、税抜き20円~50円の値上げなのである。

価格改定表

 値上げの理由について、王将フードサービスは、「当社では、2022 年11月19日(土)に一部商品の価格改定を実施させていただきました。しかしながら、原材料価格や人件費、物流費、エネルギーコスト等の上昇が続いており、中でも、原材料価格の高騰は著しく、この度やむを得ず、2023 年10月17 日(火)に一部商品の価格改定をさせていただくことを以下のとおり、お知らせいたします。」と説明しているのである。

 王将フードサービスは、2022年5月と11月に値上げをしており、1年半で3回の値上げなのである。過去2回の値上げについて、日経ビジネス2月27日号(詳しくは3月22日)は、餃子の王将の値上げが成功したと評価しているのである。

 その理由について、記事は、『王将は「商品の品質・価値の向上を実感いただき、値上げを納得してもらえた」と話す。単なる値上げにならないよう、値上げ前にギョーザをはじめとする売れ筋14品目のレシピを改良。利用者からは「おいしくなった」との声が届いているという。しかしそれ以上に注目したいのは同社のファン獲得戦略だ。飲食500円ごとにたまるスタンプを集めると発行される「ぎょうざ倶楽部会員カード」の発行枚数(会員数)は、22年度に過去最高の102万枚となった。スタンプ25個の獲得で5%引きの通常会員、さらにスタンプ25個を獲得すると7%引きのプレミアム会員となる仕組み。近年はプレミアム会員の割合が増加し、18年度の29.7%から22年度は43%にまで達した。より来店頻度が高いロイヤルカスタマーの存在が、値上げの局面で強さを見せつけているというわけだ。』と解説しているのである。

 今回は主要7品目と限定されてはいるものの、多数の顧客が注文する品目であり、昨今は賃金の上昇がインフレ率に及ばず実質賃金が目減りしている状態が続いており、果たして消費者、ロイヤルカスタマーに受け入れられるのであるのか、気になるところである。