以前、バンコク市内には野良犬がそこかしこに昼寝していたが、バンコク在住者の話では、観光立国を目指すタイでは、狂犬病を保有している野良犬が観光客に噛みつくリスクを減らすため、コロナ禍の最中に野良犬を捕獲し、動物愛護センターのようなところで保護したそうなのである。その言葉どおり野良犬はまったくし見かけず、逆に野良猫がかなり目についたのである。
バンコク在住者によれば、猫を飼う家庭が増えているという話があり、また、街中にペット用品のお店がかなり目立ってきていることからも裏付けられるのである。ということで、昔からの野良猫なのか、飼っている猫が逃げ出したのか、飼い主が捨てたのか不明であるが、そして野良犬がいなくなって安心なのか、街中で野良猫を頻繁に目撃するようになったのである。
野良猫の食事条件はといえば、コロナ禍後、街中には屋台が完全に復活しているので、店主、あるいはお客からおこぼれを頂戴しているのかもしれないし、お客が食べこぼすしたものを食べているの、あるいは時々見かけるドブネズミを捕獲しているか、もう一つタイは仏教徒が多いこともあり、野良猫に餌を上げる慈悲深い人も見かけるので、餌に困っている風には見えないのである。
いつものことであるが、ご主人は猫を見かけるとすぐ声をかけ、写真のとおり手懐けようとするのである。