4月8日、フジ(8278)から、2024年2月期決算短信が発表されたのである。業収益8,010億22百万円(前期比2.0%増)、営業利益151億10百万円(同33.5%増)、経常利益173億74百万円(同30.0%増)、純利益74億36百万円(同17.7%減)、1株当たり利益85.80円(前期104.22円)、配当30円(前期30円)、配当性向35.0%(前期28.6%)と増収・減益となったのである。営業収益が前期比2.0%増にとどまり、物価上昇に対応した賃上げを実施したものの、営業利益が前期比33.5%と大きく伸びたのは、イオングループと連携し契約電力単価の大幅な低減、フジ・RとMV西日本の統合シナジー効果の創出(共同でLED照明や備品・副資材の安価での調達などによるコスト低減)、デジタル化の推進による業務の効率化、省力化による生産性向上、事務用品費や消耗品費の節約などが挙げられるのである。なお、純利益の減少は、前期に計上した投資有価証券売却益の剥落によるものなのである。
2025年2月期通期業績予想は、営業収益8,100億円(前期比1.1%増)、営業利益155億円(同2.6%増)、経常利益177億円(同1.9%増)、純利益80億円(同7.6%増)、1株当たり利益92.32円、配当予想30円(配当性向32.5%)と、増収・増益が見込まれているのである。