2月14日、すかいらーくHD(3197)から、2023年12月期決算短信が発表されたのである。売上収益3,548億円(前期比16.8%増)、営業利益11,688百万円(前期営業損失5,575百万円)、税引前利益8,691百万円(前期税引前損失8,225百万円)、純利益4,781百万円(前期純損失6,371百万円)、1株当たり利益21.01円(前期-28.00円)と、増収・大増益なのである。営業利益で見ると、インフレによる130億円のコスト増はあるものの、既存店の売上回復303億円、粗利率・コスト改善71億円などにより漸く黒字転換したのである。通期配当は、直近の配当予想6円より1円増配の7円(前期無配)、配当性向33.3%なのである。増配理由について、すかいらーくHDは、「当社は、企業価値の向上に向けた設備投資に備えて内部留保を確保しつつ、株主の皆様に継続的な配当を実施していくことを基本方針とし、業績等を総合的に勘案しながら調整後当期利益ベースで約30%の連結配当性向を目標として安定的に剰余金配当を行う方針としております。当期の期末配当につきましては一株当たり7.00円とさせていただきます。」と説明しているのである。
2024年12月期通期業績予想は、売上収益3,750億円(前期比5.7%増)、営業利益150億円(同28.3%増)、税引前利益120億円(同38.1%増)、純利益75億円(同56.9%増)、1株当たり利益32.97円、配当予想10円、配当性向30.3%が見込まれているのである。