5月23日、王将フードサービス(9936)から、「株式分割及び配当予想の修正並びに株主優待制度の変更に関するお知らせ」が発表されたのである。9月30日(月曜日)を基準日(約定ベースで9月26日)として、普通株式を1株につき3株の割合をもって分割するのである。株式分割の目的について、王将フードサービスは「社株式の投資単位当たりの金額を引き下げることにより、株式の流動性を高めることで投資家の皆さまがより投資しやすい環境を整え、投資家層の更なる拡大を図ることを目的としております。」と説明しているのである。株式分割に伴い、2025年3月期の期末配当は75円から25円に修正されるが、式分割に伴う修正であるため、1株当たりの予想配当金における実質的な変更はないのである。
また、株式分割に伴い、現行の株主優待制度(3月・9月末保有株式数に応じて株主優待券、3月末株主優待カード)は、次のように変更・拡充されるのである。
株主優待券で比較すると、現行100株保有者は年間4,000円が株式分割後は年間6,000円、現行200株保有者は年間6,,000円が変更後は年間8,000円になるなど、いずれの区分でも株主優待券が増加するのである。なお、2024年9月末の株主優待については、本来ならば株式分割前の株式数が基準となるが、2024年9月末日に単元株(100株)以上を保有する株主は、今回に限り、2024年9月末日現在の保有株式数を3倍した株数に応じて、上記変更後の内容が適用されるのである。つまり、2024年9月末現在100株以上保有していれば、新しい株主優待制度が適用されるのである。
翌24日、株価は前日比640円高(+7.71%)の8,940円と、1月に付けた8,370円以来4ヶ月ぶりに上場来最高値更新したのである。