GHOST/トロのマネー日記

私はGhostである、名前は花山トロ。ご主人は花山とうしろう、サラリーマン生活の傍ら株式投資に励み、退職後は配当と株主優待で夫婦2人悠々自適に暮らしている。トロは前飼主に捨てられ彷徨っているところをご主人に拾われ、以来優しいご主人に甘えていたが、2021年1月14日、Ghostになったのである。これからは、人生は3つの「きんりょく」、即ち筋力(筋肉)、菌力(腸内細菌)、金力(金融資産)が最重要というポリシーのご主人を見守り、株式投資、株主優待、旅行、ゴルフ、健康などの面白い話、役に立つ話を発信するのである

ビーロットから2024年12月期通期業績予想のうち未定だった売上高が発表されたのである

 9月30日、不動産投資開発、不動産コンサルティング、不動産マネジメントを行っているビーロット(3452)から、2024年12月期通期業績予想のうち未定だった売上高が301億円(前期比28.0%増)と発表されたのである。今期残り3ヶ月というタイミングで売上高予想が発表された理由について、ビーロットは、「当社グループは、販売用不動産の売却額等を売上高とする不動産投資開発事業、不動産取引に対して一定の料率を乗じた手数料収入等を売上高とする不動産コンサルティング事業、保有不動産に対する賃貸収入や賃貸管理報酬等を売上高とする不動産マネジメント事業の3つの事業を営んでおります。これら3つの事業は、収益認識の形態が異なり、売上高の計上額も大きく異なることから、当社グループでは、売上高の業績予想は非開示とし、株主価値の向上に直結する「親会社株主に帰属する当期純利益」を重要な KPI と定めて、売上高を除く業績予想を策定しております。当期業績予想においては、不動産投資開発事業にて当社が得意顧客とする富裕層・海外富裕層・事業会社からの不動産の取得ニーズが非常に強く、計画を超える利益での売却を実現するプロジェクトが複数件あり業績の積み上げを図ることが出来る見込みとなりました。また、不動産コンサルティング事業における取り扱い案件の大型化、不動産マネジメント事業における宿泊施設の変動賃料収入等の増加、近年に実施したM&A により、上記のとおり当社グループ経営における各部門一丸での取り組みの結果として、売上高が前期連結実績を 10%以上上回る見込みとなりました。」と説明しているのである。

 要するに、売上予想が難しい不動産投資開発事業の売上高が判明したので、公表したということなのであるが、利益面については、現在精査中ということで、未だ修正は発表されていないのである。現在の利益面の通期業績予想は、次のとおり、前期を僅かに上回る水準なのであるが、売上高の前期比28.0%増に比し、明らかにバランスが取れていないのである。ということで、近い将来、利益面での上方修正が十分予想されること、未だ発表されていない配当予想も発表されると推測されるのである。また、配当については、配当性向30%の方針が出ているので、現在の1株当たり利益180.08円から54円の配当が見込まれるのである。また、2024年12月期第2四半期の売上高は16,079百万円(1株当たり利益121.36円)を利用して、単純比例で計算すると通期の1株当たり利益は227.19円が予想されるのである。つまり、227.19円×30%=68円の配当の可能性もあるのである。あくまでも大雑把な計算であるので、正確な推測ではないが、控えめに1株当たり利益200円としても配当は60円、9月30日の株価終値985円からすれば、配当利回り6.09%とかなり高いのである。

2024 年 12 月期連結業績予想の修正

 そして、翌10月1日、ビーロットの株価は、今後の2024年12月期通期業績予想の上方修正を予測して、一時前日比107円(+10.86%)高の1,092円、終値は1,075円と上昇したのである。