GHOST/トロのマネー日記

私はGhostである、名前は花山トロ。ご主人は花山とうしろう、サラリーマン生活の傍ら株式投資に励み、退職後は配当と株主優待で夫婦2人悠々自適に暮らしている。トロは前飼主に捨てられ彷徨っているところをご主人に拾われ、以来優しいご主人に甘えていたが、2021年1月14日、Ghostになったのである。これからは、人生は3つの「きんりょく」、即ち筋力(筋肉)、菌力(腸内細菌)、金力(金融資産)が最重要というポリシーのご主人を見守り、株式投資、株主優待、旅行、ゴルフ、健康などの面白い話、役に立つ話を発信するのである

クリエイト・レストランツHDから2024年2月期決算短信が発表されたのである

 4月12日クリエイト・レストランツHD(3387)から、2024年2月期決算短信が発表されたのである。売上収益1,457億円(前期比23.3%増)、営業利益70億円(同39.2%増)、税引前利益66億円(同45.3%増)、純利益50億円(同48.9%増)、1株当たり利益23.97円(前期16.11円)、配当7円(前期6円)と、増収・大増益・増配なのである。その要因は、新型コロナ感染症対策協力金の減少、光熱費・人件費の上昇などがあったものの、それ以上に新型コロナ対策の行動制限の解除により売上収益が大きく伸びたことが挙げられるのである。

 2025年2月期通期業績予想は、売上収益1,530億円(前期比5.0%増)、営業利益93億円(同31.4%増)、税引前利益87億円(同31.2%増)、純利益61億円(同21.0%増)、1株当たり利益29.01円と増収・大増益予想であり、配当予想は前期比1円増配の8円(配当性向27.6%)が見込まれているのである。このように増収・大増益・増配を予想しているものの、クリエイト・レストランツHDは、「外食業界におきましては、税制改正に伴う法人交際費の回復を含め、国内消費の活発化やインバウンド等引き続き堅調な需要は見込めるものの、人財面での供給不足が懸念されるほか、原材料価格、人件費、光熱費の上昇といったインフレの継続等により、今後も厳しい経営環境が続くと予想されます。」と楽観視はしていないのである。

吉野家HDから2024年2月期決算短信が発表されたのである

 4月10日、吉野家HD(9861)から、2024年2月期決算短信が発表されたのである。売上高1,874億円(前期比11.5%増)、営業利益79億円(同132.1%増)と増収・増益であるが、前期48億円あった感染拡大防止協力金等がゼロとなったため、経常利益86億円(同1.5%減)、純利益56億円(同22.5%減)、1株当たり利益86.63円(前期111.86円)と減益となったものの、配当18円(前期10円)、配当性向20.8%(前期8.9%)と増配となったのである。セグメント別では、吉野家は売上高1,264億円(前期比11.2%増)、セグメント利益80億円(前期比29.2%増)、はなまるは売上高292億円(前期比15.4%増)、セグメント利益17億円(前期損失2億円)、海外は売上高270億円(前期比6.8%増)、利益22億円(前期比67.9%増)と、いずれもコロナから復活し好調なのである。

 2025年2月期業績予想は、売上高2,030億円(前期比8.3%増)、営業利益70億円(同12.29%減)、経常利益74億円(同14.0%減)、純利益41億円(同26.8%減)、1株当たり利益63.38円と増収・減益が予想され、配当予想は前期比2円増配の20円(配当性向31.6%)が見込まれているのである。利益面で大きく見劣りする点について、吉野家HDは、「特にグループの基幹事業である吉野家において、新サービスモデル店舗への改装転換のスピードを上げ、同期中に100店舗以上の改装を行います。また、量的成長を図るチャンスと捉え、テイクアウト・デリバリー専門店の出店も強化します。新サービスモデルの出店100店舗を計画しており3か年の中期経営計画で掲げた投資300億円を超える計画です。」と説明しているのかもしれないのである。要するに、新規出店費用・改装費用負担となり、減益予想なのである。

 因みに、翌11日、吉野家HDの株価は、減益予想に対して市場はネガティブに反応し、一時前日比370円安(-11.5%)の2,845円と大きく下落したのである。

ジェイグループHDから黒字転換した2024年2月期決算短信が発表されたのである

 4月10日、ジェイグループHD(3063)から、2024年2月期決算短信が発表されたのである。売上高10,433百万円(前期比30.2%増)、営業利益309百万円(前期営業損失1,032百万円)、経常利益305百万円(前期経常損失901百万円)、純利益247百万円(前期純損失549百万円)、1株当たり利益21.03円(-前期57.70円)と漸く黒字転換し、配当3円(前期無配)、配当性向14.3%と3年振りに復配となったのである。コロナ禍からの回復が遅れたのは、食材の仕入価格や光熱費、人件費等の高騰に加え、コロナ禍におけるライフスタイルの変化によって、大人数の宴会需要や夜間の利用客が減少するなど、厳しい経営環境が続いているためなのである。

 2025年2月期通期業績予想は、売上高10,550百万円(前期比1.1%増)、営業利益350百万円(同13.0%増)、経経常利益315百万円(同3.3%増)、純利益265百万円(同7.2%増)、1株当たり利益22.134円を予想しており、配当予想4円、配当性向18.1%が見込まれているのである。増収・増益・増配が見込まれているとはいえ、いずれも微増となっているのは、エネルギー価格や原材料価格の高騰、人手不足の深刻化など、引き続き不透明な状況が続くものと想定しているからであるのである。

コメダHDから好調な2024年2月期決算短信が発表されたのである

 4月10日、コメダHD(3543)から、好調な2024年2月期決算短信が発表されたのである。売上収益432億円(前期比14.3%増)、営業利益87億円(同8.6%増)、税引前利益86億円(同8.5.%増)、純利益59億円(同10.1%増)、1株当たり利益130.12円(前期117.60円)、配当52円(前期51円)、配当性向40.7%(前期44.2%)と、増収・増益・増配なのである。このような好調な要因は、新規出店45店が貢献しているのは勿論であるが、コメダグループ1,000店舗を記念した「1000キューキャンペーン」、竹下製菓の人気アイスバーブラックモンブラン」とコラボレーションした「シロノワール ブラックモンブラン」、有楽製菓とのコラボレーション商品「シロノワール 黒いブラックサンダー」と「シロノワール 白いブラックサンダー」、辻口博啓シェフ監修の「シロノワール ショコラパッション」等の販売など、多くの取り組みの結果なのである。

 2025年2月期通期業績予想は、売上収益454億円(前期比5.2%増)、営業利益93億円(同7.3%増)、税引前利益92億円(同6.9%増)、純利益63億円(同6.0%増)、1株当たり利益138.14円と予想され、配当予想54円(配当性向39.1%)が見込まれているのである。

サイゼリヤから2024年8月期第2四半期決算短信が発表されたのである

 4月10日、サイゼリヤ(7581)から、2024年8月期第2四半期決算短信が発表されたのである。売上高1,046億円(前年同期比24.8%増)、営業利益5,934百万円(同555.9%増)、経常利益6,482百万円(同487.4%増)、純利益2,554百万円(同328.7%増)、1株当たり利益52.15円(前年同期12.20円)と、対前年同期比では大増収・大増益なのであるが、第2四半期に限ってみれば純利益は法人税等の増加により147百万円の赤字なのである。また、国内事業は、売上高が増加したものの資源価格の高騰と円安による食材価格やエネルギー価格の上昇の影響を受けあり、営業利益34百万円(前年同期営業損失16億円)と依然苦戦が続いており、利益のほとんどを、豪州の345百万円の営業黒字とアジア地域の5,556百万円の営業黒字が稼いでいるのである。

 2024年8月期通期業績績予想は、売上高2,110億円(前期比15.1%増)、営業利益131億円(同81.4%増)、経常利益128億円(同61.0%増)、純利益82億円(同59.1%増)、1株当たり利益168.02円、配当予想18円(配当性向10.7%)には変更はないのである。

 翌11日、サイゼリヤの株価は、一時前日比660円安(-8.92%)の5,450円と大きく下落したのである。3月4日に年初来最安値4,655円を底に、その後一本調子で上昇し4月10日には年初来最高値6,170円をつけたが、決算短信が期待していたレベルでなかったためか、国内事業の低調さが影響したのか、利益確定の売りが多かったのか、大きく下落したのである。もっとも、4月11日の終値5,570円でみても、PER41.98倍、PBR2.71倍、配当利回り0.32%と割高感は否めないのである。

リンガーハットからZeetleポイント3倍キャンペーンのお知らせなのである

 4月11日、リンガーハット(8200)が運営するリンガーハットから、4月12日~14日の3日間、Zeetle(スマホ・スタンプカード・アプリ)ポイント3倍キャンペーンのお知らせが届いたのである。これまでは1ヶ月~3ヶ月に1回のペースで実施されてきたZeetleポイント3倍キャンペーンであるが、前回は2023年10月12日~24日なので実に半年ぶり、そして2022年8月から9回連続偶数月なのである。

Zeetleポイント3倍キャンペーンのお知らせ

 Zeetleでスタンプを貯めると、リンガーハットでは、スタンプ5個でぎょうざ3個、スタンプ10個でちゃんぽんまたは皿うどん1杯が無料となるのである。因みに、従来、スタンプは1店舗1日1回発行され、異なる店舗であれば1日最大3店舗からスタンプをゲットできたが、次のとおり3月のスタンプ付与ルールが改正され、店舗にかかわらずスタンプは1日1スタンプとなったのである。

Zeetleスタンプ付与ルールの改正

 そして、大きな変化として、従来リンガーハットと濱かつは同時にZeetleポイント3倍キャンペーンを実施していたが、2023年12月からはそれぞれ単独で実施するようになったのである。濱かつは、2023年12月、単独でポイント3倍キャンペーンを実施し、2024年3月にはポイント2倍キャンペーンを1週間実施しており、今回はリンガーハット単独の実施となっているのである。

マックスバリュ東海から2024年2月期決算短信が発表されたのである

 4月10日、マックスバリュ東海(8198)から、好調な2024年2月期決算短信が発表されたのである。営業収益3,667億円(前期比4.5%増)、営業利益134億円(同30.9%増)、経常利益135億円(同31.4%増)、純利益83億円(同34.7%増)、1株当たり利益261.06円(前期193.82円)、配当60円(前期57円)、配当性向23.0%(前期29.4%)と、増収・大増益・増配なのである。

 2025年2月期業績予想は、営業収益3,770億円(前期比2.8%増)、営業利益137億円(同1.6%増)、経常利益136億円(同0.6%増)、純利益84億円(同1.0%増)、1株当たり利益263.68円と微増収・微増益を予想しており、配当予想は前期より15円増配の75円(記念配当配当5円を含む)、配当性向28.4%を見込んでいるのである。記念配当について、マックスバリュ東海は、「2024年7月に上場20周年を迎えます。これもひとえに株主の皆様をはじめ、関係各位の長年にわたるご支援、ご厚情の賜物と心から厚く御礼申し上げます。つきましては、株主の皆様に感謝の意を表するとともに、上場20周年を記念して、2025年2月期の期末配当において、1株当たり5円の記念配当を実施させていただく予定といたしました。」と説明しているのである。