4月10日、ジェイグループHD(3063)から、2024年2月期決算短信が発表されたのである。売上高10,433百万円(前期比30.2%増)、営業利益309百万円(前期営業損失1,032百万円)、経常利益305百万円(前期経常損失901百万円)、純利益247百万円(前期純損失549百万円)、1株当たり利益21.03円(-前期57.70円)と漸く黒字転換し、配当3円(前期無配)、配当性向14.3%と3年振りに復配となったのである。コロナ禍からの回復が遅れたのは、食材の仕入価格や光熱費、人件費等の高騰に加え、コロナ禍におけるライフスタイルの変化によって、大人数の宴会需要や夜間の利用客が減少するなど、厳しい経営環境が続いているためなのである。
2025年2月期通期業績予想は、売上高10,550百万円(前期比1.1%増)、営業利益350百万円(同13.0%増)、経経常利益315百万円(同3.3%増)、純利益265百万円(同7.2%増)、1株当たり利益22.134円を予想しており、配当予想4円、配当性向18.1%が見込まれているのである。増収・増益・増配が見込まれているとはいえ、いずれも微増となっているのは、エネルギー価格や原材料価格の高騰、人手不足の深刻化など、引き続き不透明な状況が続くものと想定しているからであるのである。