4月30日、イオン北海道(7512)から、2024年2月期の株主優待、配当金(16円)、定時株主総会召集通知が届いたのである。イオン北海道の株主優待は、「株主様ご優待券のご案内」のとおり、2月末、保有株数に応じて株主優待券(100円引き券、有効期限2025年6月)が貰えるのである。イオングループのスーパーマッケットのなかでは、イオン北海道の株主優待券が一番早く届くのである。それもそのはず、イオン北海道の株主優待は株主優待券(100円引き券)のみであるが、マックスバリュ東海、フジ、イオン九州、USMHは、株主優待券(100円引き券)または地域特産品との選択であるため6月に届くのである。
さらに、500株以上の株主に全国のイオンラウンジが使える「株主さまカード」、500株以上かつ3年以上継続保有の株主には、保有株式数に応じて、次のとおり「イオンギフトカード」が貰える長期保有株主優待制度が導入されているのである。
最後に、4月10日発表された2024年2月期決算短信によれば、売上高3,331億円(前期比5.0%増)、営業利益103億円(同24.2%増)、経常利益103億円(同22.3%増)、純利益61億円(同31.6%増)、1株当たり利益44.49円(前期33.82円)、配当16円(前期12円)、配当性向36.0%(前期35.5%)と、増収・増益・増配なのである。しかも、売上高、営業利益、経常利益は過去最高なのである。好業績の要因は、来店客数の増加が挙げられるが、業態別(総合スーパー、スーパーマーケット、ディスカウントストア)、商材別(食品、衣料、住居余暇)でみても増収となっており、全般的に売上が好調だったのである。加えて水道光熱費6.8億円の削減も貢献しているのである。
2025年2月期通期業績予想は、売上高3,510億円(前期比5.4%増)、営業利益110億円(同6.1%増)、経常利益110億円(同5.8%増)、純利益64億円(同3.3%増)、1株当たり利益45.96円と、増収・増益が予想され、配当予想は前期と同じ16円(配当性向34.8%)が見込まれているのである。なお、2024年10月、イオン北海道は、株式会社西友の北海道事業(札幌市内9店舗)を承継する予定であるが、今回の通期業績予想には反映されていないため、第3四半期以降業績の上振れが期待できるのである。