4月12日クリエイト・レストランツHD(3387)から、2024年2月期決算短信が発表されたのである。売上収益1,457億円(前期比23.3%増)、営業利益70億円(同39.2%増)、税引前利益66億円(同45.3%増)、純利益50億円(同48.9%増)、1株当たり利益23.97円(前期16.11円)、配当7円(前期6円)と、増収・大増益・増配なのである。その要因は、新型コロナ感染症対策協力金の減少、光熱費・人件費の上昇などがあったものの、それ以上に新型コロナ対策の行動制限の解除により売上収益が大きく伸びたことが挙げられるのである。
2025年2月期通期業績予想は、売上収益1,530億円(前期比5.0%増)、営業利益93億円(同31.4%増)、税引前利益87億円(同31.2%増)、純利益61億円(同21.0%増)、1株当たり利益29.01円と増収・大増益予想であり、配当予想は前期比1円増配の8円(配当性向27.6%)が見込まれているのである。このように増収・大増益・増配を予想しているものの、クリエイト・レストランツHDは、「外食業界におきましては、税制改正に伴う法人交際費の回復を含め、国内消費の活発化やインバウンド等引き続き堅調な需要は見込めるものの、人財面での供給不足が懸念されるほか、原材料価格、人件費、光熱費の上昇といったインフレの継続等により、今後も厳しい経営環境が続くと予想されます。」と楽観視はしていないのである。