GHOST/トロのマネー日記

私はGhostである、名前は花山トロ。ご主人は花山とうしろう、サラリーマン生活の傍ら株式投資に励み、退職後は配当と株主優待で夫婦2人悠々自適に暮らしている。トロは前飼主に捨てられ彷徨っているところをご主人に拾われ、以来優しいご主人に甘えていたが、2021年1月14日、Ghostになったのである。これからは、人生は3つの「きんりょく」、即ち筋力(筋肉)、菌力(腸内細菌)、金力(金融資産)が最重要というポリシーのご主人を見守り、株式投資、株主優待、旅行、ゴルフ、健康などの面白い話、役に立つ話を発信するのである

吉野家HDから2024年2月期決算短信が発表されたのである

 4月10日、吉野家HD(9861)から、2024年2月期決算短信が発表されたのである。売上高1,874億円(前期比11.5%増)、営業利益79億円(同132.1%増)と増収・増益であるが、前期48億円あった感染拡大防止協力金等がゼロとなったため、経常利益86億円(同1.5%減)、純利益56億円(同22.5%減)、1株当たり利益86.63円(前期111.86円)と減益となったものの、配当18円(前期10円)、配当性向20.8%(前期8.9%)と増配となったのである。セグメント別では、吉野家は売上高1,264億円(前期比11.2%増)、セグメント利益80億円(前期比29.2%増)、はなまるは売上高292億円(前期比15.4%増)、セグメント利益17億円(前期損失2億円)、海外は売上高270億円(前期比6.8%増)、利益22億円(前期比67.9%増)と、いずれもコロナから復活し好調なのである。

 2025年2月期業績予想は、売上高2,030億円(前期比8.3%増)、営業利益70億円(同12.29%減)、経常利益74億円(同14.0%減)、純利益41億円(同26.8%減)、1株当たり利益63.38円と増収・減益が予想され、配当予想は前期比2円増配の20円(配当性向31.6%)が見込まれているのである。利益面で大きく見劣りする点について、吉野家HDは、「特にグループの基幹事業である吉野家において、新サービスモデル店舗への改装転換のスピードを上げ、同期中に100店舗以上の改装を行います。また、量的成長を図るチャンスと捉え、テイクアウト・デリバリー専門店の出店も強化します。新サービスモデルの出店100店舗を計画しており3か年の中期経営計画で掲げた投資300億円を超える計画です。」と説明しているのかもしれないのである。要するに、新規出店費用・改装費用負担となり、減益予想なのである。

 因みに、翌11日、吉野家HDの株価は、減益予想に対して市場はネガティブに反応し、一時前日比370円安(-11.5%)の2,845円と大きく下落したのである。