GHOST/トロのマネー日記

私はGhostである、名前は花山トロ。ご主人は花山とうしろう、サラリーマン生活の傍ら株式投資に励み、退職後は配当と株主優待で夫婦2人悠々自適に暮らしている。トロは前飼主に捨てられ彷徨っているところをご主人に拾われ、以来優しいご主人に甘えていたが、2021年1月14日、Ghostになったのである。これからは、人生は3つの「きんりょく」、即ち筋力(筋肉)、菌力(腸内細菌)、金力(金融資産)が最重要というポリシーのご主人を見守り、株式投資、株主優待、旅行、ゴルフ、健康などの面白い話、役に立つ話を発信するのである

大和工業から2024年3月期決算短信が発表されたのである

 4月30日13時、電炉鉄鋼メーカー大手の大和工業(5444)から、2024年3月期決算短信が発表されたのである。売上高1,634億円(前期比9.4%減)、営業利益172億円(同2.8%増)、経常利益992億円(同9.6%増)、純利益700億円(同7.2%増)、1株当たり利益1,099.15円(前期1,025.49円)、と、減収・増益なのである。減収について、圧延設備更新工事の影響で販売数量減、連結子会社のアセアンでの販売数量減によるものであるが、マージンはしっかり確保し増益になったのである。また、持分法適用関連会社(米国、中東、韓国、ベトナム)は若干の減益となったものの、受取り利息82億円増加もあり、経常利益と純利益は過去最高なのである。

 配当については、期末配当が特別配当100円を含む250円、年間配当400円(前期300円)、配当性向36.4%(前期29.3%)と大幅な増配なのである。増配について、大和工業は、「配当につきましては、業績に応じた利益配分を行うことを基本方針とし、連結配当性向40%を目処に毎期の配当額を決定するとともに、継続的かつ安定的な配当の維持にも努め、当面の間は1株当たり最低配当額を年間300円としております。 以上のような方針に基づき、当期末の剰余金の配当につきましては、当期の業績を鑑み、また株主各位の日頃のご支援にお応えするため、特別配当100円を加え、1株につき250円(普通配当150円、特別配当100円)とさせていただく予定であります。」と説明しているのである。因みに、大和工業の配当は2021年3月期に80円に減配されたが、2022年3月期160円、2023年3月期300円、2024年3月期400円と、3期連続増配なのである。

 2025年3月期通期業績予想について、売上高1,820億円(前期比11.3%増)、営業利益110億円(同36.4%減)、経常利益770億円(同22.4%減)、純利益550億円(同21.4%減)、1株当たり利益963.35円と増収・減益を予想しているのである。減益の要因は、国内では工期の遅れによる販売数量減少、海外では安い中国鋼材の攻勢によりベトナム以外では減益の見込みが挙げられるのである。配当予想については、創業80周年記念配当100円を含む400円が見込まれているのである。 

 因みに、大和工業の株価は、8,100円~8,200円程度で推移していたが、13時の発表直後に7,900円と下落したが、その後8,560円と急上昇、終値は前日比434円高(+5.39%)の8,483円なのである。