7月からマイナポイントの決済サービスの登録が始まったころであるが、予想どおりマイナポイントに上乗せする決済サービスが出てきたのである。主だったところは以下のとおりである。なお、マイナポイントについては、6月24日投稿の「6月30日キャッシュレス・消費者還元事業が終わり、9月1日からマイナポイントがスタート」を参照してほしいのだ。
ゆうちょPay:ゆうちょPayの新規利用者に2,000ポイントを付与
メルペイ:メルカリでの買い物で5%上乗せ(上限1,000ポイント)、チャージで1,000円相当付与、抽選で131,661名に500円から1,000万円相当付与(総額1億円相当)
d払い:登録で1,500円相当のポイント付与、チャージまたは利用で1,000円相当のポイント付与
J-Coin Pay:500円分を上乗せ
FamiPay:先着10万人に500円相当を上乗せ
PayPay:抽選で161,660名に500円から100万円付与(総額1億円相当)
Suica:チャージで1,000円相当のポイントに加え、ビューカード保有者には抽選のチャンスで2,000ポイント
WAON:最大で2,000WAONを付与
nanaco:登録で500円相当を付与
三井住友カード:抽選で100名に10,000ポイントを付与
PayPayは従来から大キャンペーンをやってきた割に、今回は抽選でしかも総額1億円相当とちょっと小粒なのと、三井住友カードが抽選でたった100人と超小粒なのが気になるところである。ゆうちょPayは2,000ポイントの付与であるが、新規限定であるので注意が必要である。
上乗せポイントは、抽選であったり、登録すれば貰えるたり、登録期限が限定されたりと、期間、条件等が各決済サービスによって異なるので、詳細を必ず確認してほしい。マイナポイントの還元事業は始まる9月1日まではまだ時間があること、また終了は2021年3月末であるので、今すぐ決済サービスを登録する必要はなく(例えば、WAONの登録、チャージ期限は2021年3月末)、今後の新たな上乗せサービスを提供する決済サービスが登場するかもしれないこと(例えば、d払いは7月17日に2,000ポイントの追加の上乗せを発表し、計2,500ポイントの上乗せ)、一旦登録すると変更ができないので、じっくり検討するのである。当然ながら、普段使っている、あるいは今後継続的に利用する決済サービスの中から有利なサービスを選ぶべきである。