5月14日、餃子の王将を展開する王将フードサービスからコロナ禍でも底力を見せた2021年3月期決算短信が発表されたのである。売上高806億円(前期比5.8%減)、営業利益60億円同21.1%減)、経常利益68億円(同15.1%減)、42億円(同19.3%減)、配当100円(前期120円)と苦戦したのであるが、下半期(10月から3月)に限れば、売上高は前年同期比3.6%減ではあるものの営業利益、経常利益、純利益とも前年同期比増益となり、底力を見せたのである。その背景には、いち早くテイクアウト、デリバリーへの対応、効率的シフト編制、各種販促キャンペーン実施などの取組みがあるのである。
2022年3月期業績予想は、売上高838億円(前期比4.0%増)、営業利益66億円(前期比10.1%増)、経常利益79億円(前期比15.3%増)、純利益51億円(前期比20.5%増)と増収増益を見込んでいるが、配当予想は100円(前期100円)と慎重のようである。
因みに、6月13日まで実施している「2021年版 ぎょうざ倶楽部 お客様感謝キャンペーン」では、5月16日(日)から5月31日(月)までの期間限定で、各種割引処理後のお会計金額税込500円毎に通常1個押印のスタンプを、2倍の2個押印のキャンペーン実施中なのである。