11月9日、ノエビアホールディングス（4928）から10年連続増配の2021年9月期決算短信が発表されたのである。売上高51,272百万円（前期比1.1％減）、営業利益8,557百万円（同6.2％増）、経常利益8,972百万円（同8.9％増）、純利益6,383百万円（同13.6％増）と減収･増益、配当210円（前期205円）と10年連続増配なのである。ノエビアホールディングスは2011年3月ノエビアから持株会社ノエビアホールディングスに移行し、2011年9月期36円配当以降、40円、50円、60円、100円、120円、150円、180円、200円、205円、そして2021年9月期210円と10年連続増配を達成したのである。配当性向は112.4％と100％を超えているが、有利子負債は無く、自己資本率64.9％と優良財務状況なので心配は無いのであるものの、利益が伸びなければ近い将来連続増配記録が止まるかもしれないのである。
2022年９月期業績予想は、売上高585億円、営業利益92億円、経常利益94億円、純利益65億円が見込まれ、配当予想は200円なのである。なお、2022年９月期の期首より「収益認識に関する会計基準」（企業会計基準第29号2020年３月31日）等を適用するため単純比較できないが、仮に2021年９月期を新しい会計基準で算定した場合、2022年9月期の売上高は微増（前期比0.3％増）の見込みなのである。
