12月3日、餃子の王将を運営している王将フードサービス(9936)から、2022年3月期第2四半期の株主優待券と配当が届いたのである。王将フードサービスの株主優待は、次のとおり3月末、9月末、保有株数に応じた株主優待食事券(有効期限半年)と、3月末5%割引の優待カード(有効期限1年)である。
残念なのは、王将フードサービスの株主優待は、株主優待券と5%割引になる株主優待カードは併用できないのである。完全に併用できないのではなく、部分的に併用というのが正しいのかもしれない。株主優待券は割引券という位置付けのため(株主優待券の裏面➎参照)、会計時に先に株主優待券分を引いて、残額が5%割引になるのである。投資効率で言えば、100株が一番お得なので、家族で100株ずつもつのがオススメである。
10月29日に公表された2022年3月期第2四半期決算短信によれば、売上高404億63百万円(前年同期比3.4%増)、営業利益31億92百万円(同33.5%増)、経常利益59億82百万円(同121.3%増)、純利益42億74百万円(同151.7%増)と、コロナ禍底力を発揮して増収・増益となっているのである。経常利益と純利益は、営業時間短縮に伴う補助金収入等もあり、大幅な増益となったのであるが、配当は50円と前年同期と同額なのである。2022年3月期通期業績予想は、売上高838億円(前年比4.0%増)、営業利益69億円(同15.1%)、経常利益114億円(同66.9%増)、純利益77億円(同81.9%増)、配当予想50円(年間100円)が見込まれているのであるが、補助金収入等があるので1株当たり利益415.3円、配当性向36.3%と余裕なのである。
最後に、「株主のみなさまへ(第48期中間報告書)に、テイクアウト・デリバリー専門店「ジョイ・ナーホ」の開業と、デリバリーサービス対象店舗が484店舗(直営・FC全店舗の約2/3)まで増加し点が紹介されているのである。コロナ禍の終息がなかなか見えない現状では、デリバリーを強化する意義は大きいと、ご主人は思っているのである。